髪の毛を資源として活用することで、“人と地球の調和をもたらす”というプロジェクト「re:hair(髪を地球の資源に)」が日本国内で開始されました。
「re:hair(髪を地球の資源に)」とは?
米国サンフランシスコにあるNGO法人マター・オブ・トラストは、海に流れた油を、髪の毛で吸着する「ヘアマット」で知られている活動「クリーン・ウェーブ・プロジェクト」を実施しています。
今回の「re:hair(髪を地球の資源に)」は、同法人の日本支部として設立された一般社団法人マター・オブ・トラスト・ジャパンが「クリーン・ウェーブ・プロジェクト」を日本向けにリブランディングしたものです。
髪の毛を新たな素材として活用
一般社団法人マター・オブ・トラスト・ジャパンによると、髪の毛は、「油を吸着する」といった性質のほか、耐久性や繊維強度、成分、構造から、さまざまな活用方法としての可能性があるとのこと。
実際に世界では、新たな素材として生まれ変わり、「船舶事故で、海に流れ出た油を回収」「車から漏れたオイルを吸着し、川や海に流れ出るのを防ぐ」「植物を育成」「植栽としての活用」などの場面で、有効活用されているといいます。
寄付金を募集
現在、一般社団法人マター・オブ・トラスト・ジャパンは、素材の元となる髪の毛(10cm以上で乾燥させたもの、整髪料などがついていない、洗髪された清潔)や、寄付金を受け付けています。
寄付金の使用用途は、税理士・弁護士・会計士などへの相談費用のほか、業務委託費・消耗品の購入費・活動先への交通費・物資の輸送費などとのこと。
また、ヘアマットの製作活動におけるボランティア希望者や、毛髪を軸とした新素材を活用してくれる企業・団体などの募集も行っているそうです。
<参照>
US発「クリーン・ウェーブ・プロジェクト」を日本国内向けにリブランディングしたマター・オブ・トラスト・ジャパンの「re:hair」を展開開始
Syncable|一般社団法人 マター・オブ・トラスト・ジャパン
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