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アイデアと知恵で勝つ!9月第1週に発表された「BtoB向け新型コロナ支援サービス」まとめ

白井恵里子

2020/09/05(最終更新日:2020/09/05)


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イメージ画像/AdobeStock

新型コロナウイルスの感染拡大予防のため「新しい生活様式」が浸透しつつある昨今ではあるが、特に飲食業界や観光・宿泊業界の落ち込みは継続している。

しかし、そういった打撃の受けている業界に向けた次世代型サービスの数々をみると、これまでになかったアイデアと知恵が溢れていることがわかる。

この記事では、「アイデアと知恵でコロナに勝つ!」をテーマに、9月第1週に発表された「BtoB向け新型コロナ支援サービス」をいくつか取り上げ紹介しよう。

お店に着くと、すぐに料理が出てくるアプリ「SmartDish」

株式会社CARCHは9月1日(火)より、外食における注文から提供までの待ち時間がなくなるモバイルオーダーアプリ「SmartDish」のサービス提供を開始した。

このアプリで事前に注文・会計を済ませると、ユーザーは店に到着後すぐに料理の提供を受けることができる。ランチ時間に飲食店で料理を待つ時間がなくなるサービスだ。

店側にとっても、回転率の向上や、注文・会計業務がなくなることでのオペレーション効率化などのメリットがあるという。非接触のサービスのため感染防止策のひとつにもなる。

同サービスは現在渋谷エリアにて展開しており、今後エリアは順次拡大予定だという。

出典元:株式会社CARCH

テイクアウト専門サイト「takeaways」

株式会社モノスデザインは9月1日(火)、全国の飲食店の、テイクアウトのみの情報をまとめたグルメサイト「takeaways」をオープンした。

ユーザーは、食べもののジャンルやロケーションから、テイクアウト可能なお店を検索することができる。

自宅でのちょっとした贅沢に、近くの公園でのピクニックに、そして職場でのランチなどに活用ができそうだ。

現在、参加飲食店を全国から募集中。契約料や掲載料は不要。

出典元:株式会社モノスデザイン

非対面サービス構築ツール「MASE デリチケ」

株式会社カスタメディアは9月3日(木)、デリバリー・テイクアウト・前払いチケットなどの機能を持つ非対面・非接触ツール「MASE デリチケ」をリリースした。

来店しなくても自宅で飲食店の雰囲気を味わいながら食事を楽しめる「オンライン店舗」機能も装備。

テイクアウト機能の活用で顧客満足度の向上やリピーター獲得につなげ、デリバリー機能で多くの人に店を知ってもらう機会をつくるなど、飲食店がコロナ禍でも積極的に経営を行うことが出来るよう、新しい店舗のかたちを提案するとしている。

出典元:株式会社カスタメディア

モノと情報をつなぐ「スマートプレート」機能大幅拡張

株式会社アクアビットスパイラルズは今年の2月より、東急リゾーツ&ステイ株式会社の運営する「旧軽井沢 KIKYO キュリオ・コレクション by ヒルトン」の全客室に、客の満足度を可視化する「スマートプレート」を設置している。

同社は8月31日(月)、コロナ禍における客の意識変容に応えるべく、「スマートプレート」を通じて提供するコンテンツ・サービスの大幅拡張を発表した。

ホテル内の各施設の混雑状況を可視化する「密レーダー」、冊子などに触れずに自分のスマホで確認できる館内案内や周辺マップ・レストランメニュー、受話器に触れずに注文できるルームサービス(9月以降提供開始予定)などといったサービスを提供する。

「スマートプレート」にはNFCタグが搭載されており、ユーザーはスマートフォンをかざすだけで様々な情報やサービスを受け取ることができるという。

出典元:株式会社アクアビットスパイラルズ

「Z世代トラベルプロジェクト」

"若年層の旅行需要拡大”をミッションに事業展開するバリーズ株式会社は9月1日(火)、「Z世代」(16歳~23歳)のトラベルスタイルや旅の消費行動などを研究し、観光業界従事者へ情報提供していく「Z世代トラベルプロジェクト」を始動。賛同企業や団体の募集を開始した。

同プロジェクトは、「観光を学ぶ学生に、観光業に対して改めてポジティブな気持ちを持ってもらうこと」と「深刻な影響を受けている日本国内観光業をZ世代の力で盛り上げること」を目的としている。

「Z世代のリアルな意見が欲しい」といった企業・団体に向けて、Z世代に関する情報を共有していくほか、観光を学ぶ学生を中心とした6人のプロジェクトメンバーによる課題解決に向けた提案なども提供していく。

賛同企業・団体は無償で取り組みに参加することができるという。

出典元:バリーズ株式会社

YouTubeチャンネル「やまとごころチャンネル」

株式会社やまとごころは9月1日(火)、観光・インバウンドに関わる人々へ今後の取り組みの参考やヒントになる情報を発信するためのYouTubeチャンネル「やまとごころチャンネル」を開設した。

同社は今年4月から、40本以上の無料オンラインセミナーを観光・インバウンド業界のために開催してきた。視聴者合計は1万3000人、満足度は92.5%を達成したというこの取り組みに続き、今回新たな情報発信の場としてYouTubeチャンネルをスタートすることに。

事業者より寄せられる課題やリクエストをもとに、積極的に情報を発信していくという。

出典元:株式会社やまとごころ

「33Tab音声ガイドマネージャ」

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは9月1日(火)、美術館・博物館などのミュージアムや観光施設が音声ガイドを無料で制作し、一般利用者に向けて販売できるサービス「33Tab音声ガイドマネージャ」の提供を開始した。

美術館・博物館やWEBメディアなどへ「33Tab音声ガイドマネージャ」の管理画面を提供し、その管理画面から、作品画像や音声などの展示情報、館内外のマップを登録し、デジタル化することが可能。

登録した情報に値段をつけ、ユーザーに販売することで収益を得ることができるというものだ。

これにより生活者は、来館しなくても欲しい作品の情報が「33Tab」アプリ上で得られるため、集客や来館促進にも期待ができるという。

出典元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ

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