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地域に必要とされる人材を目指す!8月第2週に発表された「地域特化型人材育成・起業支援」プログラムまとめ

白井恵里子

2020/08/17(最終更新日:2020/08/18)


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イメージ画像/AdobeStock

「今は都心で働いているが地元に貢献できる人材を目指したい」「地元が好きなので自分の力でこの地域を活性化させたい」「いつか旅行で訪れたあの地域が忘れられない」…このように、特定の地域に強い思い入れがあり、その地での活躍を夢見るビジネスパーソンは少なくないのではないだろうか。

また、特定の地域でなくても、「田舎で暮らしたい」「自然豊かな環境でビジネスを始めたい」といった、地方での生活・ビジネスに興味ある人も多いだろう。

この記事では、U-NOTEが8月第2週に伝えた「地域特化型人材育成・起業支援」のプログラムをいくつか取り上げ、紹介する。

福島県「FUKUGYOスクール」

福島県は、地域でチャレンジしたいことや理想の暮らしへの第一歩を応援する「FUKUGYOスクール」を9月10日(木)より開講する。

「地域で小商いクラス(起業)」「ローカル編集クラス(副業)」「大自然で暮らす家族移住クラス(家族移住)」の3つのテーマ別にクラスを用意。実際に同県で移住や起業している人を講師に迎え、テーマの内容を学ぶ&考える「参加型オンライン講座」と現地で実践・体験を行う「現地でフィールド講座」の2つの授業を行う。

「地域で小商いクラス」は、地域でゲストハウスや飲食店、ものづくり制作など地域資源を活かした小商いをはじめてみたい人向けのクラス。フィールド講座(有料)では、地域資源などを活用した小商いの実践に向け現地体験を行う。

「ローカル編集クラス」は、地域に密着した情報を発信するなど、ライターやカメラマンとして地域で活動してみたい人向けのクラス。フィールド講座(有料)では、他クラスの活動を取材し、実際にライティングや撮影を行う。

出典元:福島での起業・副業・移住を支援する「FUKUGYOスクール」開講へ、オンライン&フィールド講座を実施

千葉県市原市「次世代リーダー塾」

千葉県市原市は、同市の未来を拓く次世代リーダーの輩出を目指す人材育成プログラム「いちはら次世代リーダー塾」への参加応募受付を8月11日(火)より開始した。

対象は、市原に縁のある経営者・若手社会人・市職員。リーダー育成の第一線で活躍する講師から、全4回に渡ってリーダーに必要な知識・スキルを学び、“次世代リーダー”と呼ぶにふさわしい人材を育成へ。

正解の見えにくい時代に求められている、自分自身でゴールを設定して周囲を巻き込みながらゴールへと向かっていく力強いリーダーになるために必用とされる3つの力(ビジョン・リーダーシップ・ネットワーク)を同プログラムを通して身に付け、市内外で活躍する人材になることを期待するという。

参加対象ごとに「経営者向け」「若手社会人向け」「市職員向け」の3種類のクラスを開催。「若手社会人クラス」は、同市に縁のある20~30代の社会人が対象。在住・在勤・出身など、同市と何かしらの縁を持っていれば参加することができる。

社会のリーダーとして活躍したい人や、今より視野を広げて成長したい人、未来を拓く意思を持つ人などを求めているそうだ。参加費は無料、定員は各20人(申込先着順)。

出典元:リーダーに必要な3つの力を身に付ける!市原市が「次世代リーダー塾」を開催、参加無料・先着順

愛媛県「EGFアワード」

愛媛県は、同県の地域資源を活かして地域課題を解決する新たなビジネスプランを募集する「EGFキャンパスアワード2020-2021」、「EGFアワード2020-2021」を開催する。応募者を9月18日(金)まで全国から募集している。

対象は、同県で創業を目指す個人またはグループ。

例えば「柑橘の持つ機能性成分を活かした健康食品の開発(健康増進×柑橘)」など、同県が抱える多様な地域課題を同県の豊富な地域資源を活かして解決する新たなビジネスプランを募集する。

最終審査の結果、特に優れたビジネスプランを表彰。最優秀賞には30万円、優秀賞には5万円を贈呈するほか、専門家派遣・助成や融資・インキュベート施設の提供・市町の創業施策への橋渡しなど様々な創業支援を行う。

同アワードには一昨年は85件、昨年は99件の応募があり、このうち実際に46組がビジネスプランを実現して、同県内で事業化に至っているという。

出典元:愛媛県が創業支援プログラム「EGFアワード」を開催、地域資源で地域課題を解決するビジネスプランを募集中

香川県三豊市「起業家育成講座」

瀬戸内ワークス株式会社は、起業を志す人などを対象に香川県三豊市をフィールドとして育成と投資を行う「LOCAL STARTUP PROJECT」をスタート。起業を志す人に向けた育成プログラム「スタートアップスクール」と、公募案件への投資を行う「ローカルオーディション」を開催する。

「スタートアップスクール」は、初めて起業を行う人や事業の立ち上げ方を具体的に学びたい人に向けて、起業ノウハウのレクチャーから立案プランのブラッシュアップまで行う起業家育成講座。約1カ月半にわたって4回のオンライン講座と、1回の現地フィールドワーク(1泊2日)、最終プレゼンテーションを実施する。

「スタートアップオーディション」は、三豊で新たに起業・開業を目指す人を対象に、同社が提示する事業内容について事業プランの募集を行い、投資先を決定するビジネスコンテスト。1次書類選考・2次プレゼンテーション通過者に、企画プロデュース・出資・物件情報の提供および賃貸売買のサポート・経営アドバイス・人材募集・移住時のサポートといった投資を行う。

出典元:香川県三豊市で夢を叶える!オンラインの「起業家育成講座」9月7日より開催、ビジネスコンテストも

富山県「とやまスタートアッププログラム in 東京」

富山県は、起業家育成プログラム「とやまスタートアッププログラム in 東京」の第2期生を、8月23日(日)まで募集している。

首都圏で培ったスキルとキャリアを活かし、富山県で起業&スタートアップを志す人を応援するための、同県が主催する起業家育成プログラムだ。

首都圏在住で富山での起業・移住を目指す18歳~40代を対象に、2020年9月~2021年2月に全8回の講座を開催する。

起業家教育の第一人者である九州大学起業部顧問の熊野正樹准教授監修のもと、有識者による講義と個人またはグループワークを通してビジネスプランを作成し、スタートアップ業界のパイオニアや有識者へ提言する機会を最終回に設け、プレゼンテーションを実施。

仲間たちとのネットワークはもちろん、経営者・有識者・関係者など幅広い業界の人との交流を広げながら、富山県の強力なバックアップを背景に起業・移住を目指す。

起業や移住を具体的に考えいている人はもちろん、全く同県に縁の無かった人の挑戦も待っているという。

出典元:東京で起業を学び、富山で起業!県主催の「とやまスタートアッププログラム」第2期生募集中

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