新型コロナウイルスの影響もあり、オフィスに縛られない働き方が広がりつつある昨今、ワークスペースとビジネスパーソンをつなぐサービスが続々と登場している。
この記事では、U-NOTEが7月第5週に伝えた「働く場所とビジネスパーソンをつなぐサービス」をいくつか取り上げ、紹介する。
街中にある空きスペースをワークスペースとして利用できるアプリ「テレスぺ」
テレワーク・テクノロジーズ株式会社は8月7日(金)、東京都23区内の街中にある空きスペースをワークスペースとして利用できるアプリ「テレスペ」のベータ版を公開する。
加盟店舗において空席や空室が生じたときに、オーナーがアプリからONにすると、ユーザーアプリの地図へ店舗に空席・空室を表示する。
ユーザーはテレスペのLINEアカウントを友達に追加してクレジットカードを登録するだけで、地図上から現在地近くのリアルタイムな空席・空室情報を知ることが可能となる。
利用料金は、スペースを提供する店舗側が自由に設定することができ、1時間1円のスペースから、1泊1万円のスペースまであるという。現在、ベータ版公開に先立ちユーザー事前登録受付中。
出典元:1時間1円から、街中にある空きスペースをワークスペースとして利用できる「テレスぺ」事前登録受付中
飲食店の空席をワークスペースとして予約できる「ワークスル―」
ワークスループロジェクトは7月28日(火)、レストランやカフェなどのアイドルタイムにおける空席をワークスペースとしてビジネスマンに提供するサービス「ワークスルー」のオープンβ版アプリをリリースした。
スマホ1つで、飲食店の空席を検索・事前予約し、日常業務や商談、ミーティングの場といったワークスペースとしてスムーズに利用できるプラットフォームサービスだ。渋谷・新宿・東京・品川・新橋・池袋・横浜など首都圏エリアを中心に、提携を拡大している。
スペース利用料金は、カウンター席は15分あたり50円、テーブル席(2人)は15分あたり100円、テーブル席(4人)は15分あたり150円、個室は15分あたり250円。最低30分から利用できる。
フードやドリンクなどの注文は不要。飲食したい人向けに、お得に注文できる会員向けクーポンも用意している。
スペース掲載店舗側には、入り口での消毒・定期的な換気・2メートル以上の席間隔の確保などといった新型コロナ対策への協力も依頼しているという。
出典元:【30分100円~】飲食店の空席をワークスペースとして予約できる「ワークスル―」β版リリース、コロナ対策も
空席シェアリングアプリ「ONESEAT」
株式会社ONESEATは7月29日(水)、東京都多摩地区(立川・国立・国分寺)をメインエリアとして、国立市のコワーキングスペース「SEEDPLACE」と共同で実証実験を実施することを発表。実証実験期間は8月~10月末を予定している。
「SEEDPLACE」では現在、テストユーザー登録を受付中だ。
テストユーザーには、国立駅から徒歩3分の場所に位置するコワーキングスペース「SEEDPLACE」にて、システム利用料の初月無料化や特別価格の空席利用料といった利用特典を贈呈。実証実験後のアンケート回答が参加条件となっている。
なお「ONESEAT」では、ユーザーは予約不要で空席を利用することができ、支払いはキャッシュレスで行うことができる。
出典元:空席シェアリングアプリ「ONESEAT」、実証実験に先立ちテストユーザー募集中!利用料初月無料化などの特典も
働く場所と休暇を一元的に予約できるサイト「We'll-Being」
株式会社We'll-Being JAPANは7月30日(木)、働く(WORK)と休暇(VACATION)をかけ合わせた"ワーケーション"の予約をワンストップで完結できるサイト「We'll-Being(ウェルビーイング)」をリリースした。
「We'll-Being」は、母体企業が持つ遊休不動産活用とリノベーションの知見・経験を活かしたコワーキングスペースや会議室を運営。ユーザーは、サイトにて希望する利用内容・都道府県・日程を選択するだけで、コワーキングスペースなどの「働く場所」と、ハイキングやクルーズなどの「休暇(アクティビティ)」を一元的に予約することが可能だ。
今後は、宿泊施設およびレンタカーの予約も開始する予定だという。
出典元:働く場所と休暇を一元的に予約できるサイト「We'll-Being」がオープン!地方でのワーケーションを充実化
「ワーケーションに適したキャンプ場」を紹介する特設ページ
株式会社スペースキーは7月29日(水)、キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」にて、キャンプと仕事を一緒に楽しむ「ワーケーション」を快適に行うことができるキャンプ場を紹介する特設ページを開設した。
ワーケーションに適したキャンプ場として、キャンプをしながら仕事をできる環境があるか、また悪天候時や同行者と離れて仕事に集中したい時に利用できるワークスペースがあるかという点から、下記の2項目の条件を設定。
【ワーケーションに適したキャンプ場の条件】
1.宿泊するキャンプサイト・施設が「携帯電波が届く」「電源設備がある」「Wi-Fiが接続できる」の3項目をクリアしている
2.「携帯電波が届く」「電源設備がある」「Wi-Fiが接続できる」「テーブル・チェア完備」の4項目をクリアしている屋内ワークスペースがある
さらに、利便性が高く設備の整った日本各地のキャンプ場を、ワーケーションに適したキャンプ場として紹介している。
出典元:キャンプ場検索・予約サイト“なっぷ”が「ワーケーションに適したキャンプ場」を紹介する特設ページを開設
「働く場所は自分で決める」というワークスタイルを取り入れているビジネスパーソンは、このようなサービスをうまく活用し、お得に、そして自分に合った環境で仕事ができる場所を見つけてみてはいかがだろうか。
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