今後いよいよ始まっていく就活に向けて「インターンシップに参加はしたほうがいいのだろうか」「インターンシップと選考に関係性はあるのだろうか」といった点が気になる学生もいるのではないでしょうか。
株式会社学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「インターンシップと選考の連携」をテーマにインターネットアンケートを実施。その結果を公開しています。
この調査により、多くの学生が選考と連携しているインターンシップへの参加を希望していることが明らかとなっています。
インターンシップに「参加したい」学生が約9割
調査結果によれば、選考につながるインターンシップについて、「参加したい」と回答した学生が91.1%に上りました。
具体的な回答の意図としては「インターンシップで仕事内容や企業の雰囲気を理解した上で、選考に臨めるのであれば、ぜひ積極的に参加したい」「もともと、志望する企業のインターンシップに参加したいと考えているので、インターンシップと選考が連携していると嬉しい」などの声が上がっています。
ファーストキャリアの選択肢のひとつとしてインターン先を選んでいる学生が多いため、「インターンが選考と繋がるのであれば嬉しい」と考える人が多いのは納得がいきますね。
政府によるインターンシップ評価の利用解禁が影響か
「インターンシップに参加する際に希望する参加日数」を問う設問では、「2日~3日間」が47.8%と最多。次いで「5日間」22.4%が続きました。短期インターンを複数社で経験したいと考えている学生が多いようですね。
ところで、インターンシップに対する政府の方向性が変化していることはご存じでしょうか。政府は「採用活動前のインターン情報は活用できない」との方針を元々示していましたが、経団連と大学による「産学協議会同協議会」は方針の見直しを要望。これにより、政府は2025年卒(2024年度卒)の学生から「5日間以上」で、かつ半分以上を就業体験が占めるインターンシップを対象に、インターンシップでの評価を利用解禁する方向で検討しています。
「5日間以上」のインターンシップ参加を選択肢の一つに
2025年卒(2024年度卒)以降の学生を対象としてインターンシップと選考が連携されるようになれば、当然のことながらインターンシップの重要性がより増すことになります。「5日間以上」のインターンシップに参加する学生の数も増えていくことでしょう。
どのような業界を目指すのか、自分が何をしたいのかなどを考えつつ、具体的に就活のあり方を考える時期に差し掛かっています。ぜひインターンシップへの参加も一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:4月25日~4月28日
有効回答数:619人
調査結果の詳細については、プレスリリースをご覧ください。
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