都市部で働く若手ビジネスパーソンの中には、地方での副業に興味のある人もいるだろう。そんな人が「イケてる企業は地方にもある」と気付き、副業につながるきっかけを得られるかもしれないマッチングサイトが登場した。
AtionOne合同会社は1月16日(土)に、地方で中核人材を求める企業と都市部で働く人材を、複業プロジェクトでマッチングするプラットフォーム「スタヒロ」のベータ版をリリースした。
都市部で働く人材に「複業」として参画してもらう
スタヒロは、東京・大阪・愛知をはじめとする3大都市圏の非掲載かつ非報酬のプロジェクトのみを取り扱う。地方企業の新規事業やアイデアをプロジェクト化し、大手企業をはじめ都市部で働く人材に「複業」として参画してもらうサービスだという。
地方企業の中核人材不足問題を解決するとともに、大手で働く人材の「社外教育環境」を実現する役割を担うサービスモデルだ。
「イケてる企業は地方にもある」を当たり前にし、日本社会の持続可能性に貢献するサービスを目指すとしている。
本業では得にくいプロジェクトに関わり経験値を上げる
同社によると、新型コロナウイルスの影響による経済情勢の悪化で、約8万人以上の人材が解雇や雇い止めを通告されており、雇用への不安感は中小企業だけでなく大手企業にも広がっているという。
このような状況において、同プラットフォームでは、地方企業の中核ポジションとして活躍できる環境を用意し、大手企業などで将来的なキャリアアップを考える人材が、所属している企業では得にくい経験や実績を積むことができるとしている。
都市部で働く人にとっては、本業では関わる可能性の少ないプロジェクトを経験することで、経験値を上げて新しいキャリア開拓やキャリアアップのきっかけになるほか、中核人材としてプロジェクトに関わることで主体的な事業運営を経験できるといったメリットも期待できるそうだ。
また、非報酬案件のみ掲載しているので、副業が禁止されている企業に勤めている人も参加が可能。
同社は複業人材を「ヒーロー」と定義し、自分のためだけでなく社会貢献意識にも訴求する仕掛けを用意することで、「スキル型のふるさと納税」のような新しい地域貢献ビジネスを目指すとしている。
プロジェクトの掲載開始は2月1日(月)予定。同プラットフォームへの応募や、その他詳細については同社プレスリリースで確認できる。
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