株式会社マイナビは、2024年1~7月に中途採用を行った企業の人事担当者を対象に実施した「中途採用実態調査(2024年)」の結果を発表。
この調査は毎年行われており、2023年との結果も比較しました。
中途採用を行った企業の理由とは?
企業の人事担当者に、2024年1月~6月における中途採用の実施理由を複数回答形式で質問。
最も多かった答えは「即戦力の補充(48.1%)」でした。「退職者の増加(自己都合による欠員の増加)(32.8%)」、「既存事業の拡大(32.3%)」が続きます。
今後の中途採用への意向については、どうなのでしょうか。
「積極的(今後は積極的になる+今後はやや積極的になる)」は53.9%で、「消極的(今後は消極的になる+今後はやや消極的になる)」の7.7%を大きく上回る結果となりました。
早期離職に対する企業の印象は?
中途採用の担当者に対して、早期離職だと思う勤続年数を聞くと、平均値は「9.5カ月以内」でした。
同社が直2023年6月以降の転職活動経験者向けに行った調査によると、転職経験者のうち「9.5カ月以内」の離職を経験している人は40.8%だったようです。
早期離職する人について、企業はどういった印象を持つのでしょうか。
企業の中途採用担当者に「前の職場を早期離職している求職者への印象」を聞いたところ、「マイナスの印象」が70.1%となりました。
納得できる背景があれば、マイナスイメージはなくなる!?
「マイナスの印象」と回答した人に「客観的に納得できる背景があった場合、早期離職のマイナス印象はどうなるか」を聞くと、「マイナスの印象はなくなるが、プラスの印象にはならない」が51.2%と過半数を占めました。「プラスの印象になる」10.3%と合わせて、61.5%が「マイナスの印象はなくなる」と回答しています。
また、マイナスの印象がプラスになる早期離職の理由を自由回答で聞くと、「過酷な長時間労働やハラスメントなど、あきらかに企業の側の問題が考えられる場合」などにおける決断力を評価する回答や、「キャリアアップのため」など前向きな姿勢を評価する回答がみられたといえるそうです。
調査概要
「中途採用実態調査(2024年)」
調査期間:7月10~16日
調査方法:インターネット調査
調査対象:2024年1~7月に中途採用業務を担当し、募集活動をしており、採用費用の管理・運用に携わっている人事担当者
有効回答数:1,600
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります
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