HOMEビジネス 米Salesforce社が無償AIトレーニングを拡充 日本にもトレーニングセンター設立

米Salesforce社が無償AIトレーニングを拡充 日本にもトレーニングセンター設立

澤田真一

2024/10/09(最終更新日:2024/10/09)


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企業と顧客をつなぐ顧客管理ソリューションシステムを開発・提供するアメリカの企業Salesforce社が、自社の無料オンライン学習プラットフォーム「Trailhead」を活用した無償AIトレーニングを広く提供することを発表しました。

AIの基礎から活用、さらにはAIによるイノベーションを促進するためのトレーニングを支援するプロジェクトだといいます。AIテクノロジーの効果的な利活用を目指し、無料の実践的なコースと認定プログラムを公開。日本でも、その提供を予定しているといいます。

東京などの世界主要拠点にトレーニングセンター

Salesforce社は、従業員に対して四半期ごとにAIラーニングデーをグローバルに実施。同社はSlack社が行った調査から「就業者の3分の2以上がまだ職場でAIテクノロジーを使用していない」という結果を踏まえて、AIに精通した人材の育成は急務だと伝えています。

Salesforce社は6月にAIセンターをロンドンに開設。2025年にはサンフランシスコ本社に、また東京・シカゴ・シドニーなど、同社の主要拠点にトレーニングセンターを展開する計画を立てているそうです。

無料のオンラインコースが充実

Salesforce社はこのプロジェクトと同時に、無償でAIの基礎、倫理的なAIの活用、プロンプト作成などが学べるというオンライン学習コースを公開。

2023年6月から現在に至るまでの実績として、従業員・求職者・学習者が260万個以上のAIやデータに関するバッジを獲得したと発表しています。

従来から学習支援を数十万人に施してきたというSalesforceは、このAIトレーニングへのアクセスを拡大することで、さらに10万人の学習者にリーチできると伝えています。

<参照>

すべての人にAIを:Salesforce、AIの世界で成功を目指す人々を支援するため、無料のAIトレーニングやオフィススペースを提供

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