株式会社帝国データバンク(以下、帝国データバンク)は、2024年7月以降における食品の値上げ動向について分析を行いました。
2024年は5カ月遅いペース
2024年通年における、主要な食品メーカー195社による、家庭用飲食料品の値上げ品目数の累計は、11月までの予定分で10,086品目に上りました。
帝国データバンクが調査を開始した2022年以降、年間で10,000品目を突破することは3年連続だといいます。
ただ、2024年は6月、2023年は同年1月にそれぞれ10,000品目を突破したことから、今年は「値上げのペース」が昨年と比して遅いと伝えられています。
値上げ要因は「原材料高」
要因として最も大きいという「原材料高」は、91.7%を占めています。とくに春以降の値上げで原材料高の影響が広がったといい、猛暑や干ばつなど天候不順によって不作が発生。
なかでも、カカオ豆やコーヒー豆、オリーブ、オレンジなどの輸入果汁で価格高騰が目立ったといいます。
7月は「酒類・飲料」が最多
2024年7月の飲食料品値上げは、411品目を数えたとのこと。
全食品分野のなかで、最も値上げが多かったのは199品目を記録した「酒類・飲料」。輸入ワインなど洋酒のほか、コーヒー製品の値上げが影響しているそうです。
調査概要
対象期間:6月28日(金)9時時点
調査機関:株式会社帝国データバンク
調査結果の詳細:https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240610.html
<参照>
2024年の食品値上げ、1万品目突破 7月は411品目で値上げ 今秋に値上げラッシュの見通し
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