大切なパートナーとともに暮らす同棲。夢がふくらむ反面、いざ住まいを探しはじめたら意見がぶつかったり、お互いに譲れない条件がでてきたりするかもしれません。
アットホーム株式会社は、19~29歳の同棲カップルを対象に、その実態や、お互いが譲れなかった・譲った条件、住まいを探しで大変だったことなどを調査しました。
同棲の理想と現実は?
現在同棲している住まいの間取りは、1LDKという回答が最多(33.2%)ですが、理想の間取りとして、44.9%の回答者が2LDKだと答えています。
2LDKを理想に選んだ理由は「お互いの部屋として活用したい」「個々で仕事や作業できる部屋があると良い」など、それぞれの時間を過ごすスペースを求める人が多いことがうかがえます。
ともに生活するということは、さまざまなことをお互いに分担すること。住まい探しにおける主導権はお互いに「パートナーに譲っている」と双方がとらえているという結果です。
また、家賃負担は男性が負担しているという認識でいる人が多く、家事負担は、女性負担の平均割合が高い結果となりました。
住まい探しにおいて、男女差が最も開いた条件・設備はキッチンや風呂、洗面所などの水回り部分だといい、こだわりの違いが顕著に表れたようです。
現在の住まいを決めるうえで、譲れなかった条件について複数回答式で質問。女性は「最寄り駅までの徒歩分数」、男性は「築年数」が1位に。また自分が譲れなかった設備を聞いてみると、男女ともに「バス・トイレ別」が1位でした。
住まいを探す上で大変だったことは?
住むエリアはどんなことを重視して決定したのでしょうか、複数回答式で調査しています。
性別を問わず、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアといった「生活用品を買う施設が充実している」が、男女ともに4割を超えています。次いで、男性は「自分の勤務地が近い」、女性は「お互いの勤務地の中間」が続きました。
住まい探しでは「家事や初期費用などの費用面をすり合わせること(31.8%)」に苦労したという人が多いようです。さらに「お互いの希望条件を満たす物件を探すこと(31.5%)」、「家具の配置や生活動線など生活イメージをすり合わせること(27.8%)」が続きました。
その際にパートナーとケンカしたかを聞くと、27.1%が「はい」と答えています。
調査概要
調査対象:お付き合いをしているパートナーと同棲をしている19歳~29歳までの男女428人(男性201人、女性227人)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年3月7日(木)~3月12日(火)
調査主体:アットホーム株式会社
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
※設問に対する選択項目は、全体平均の降順に並べています。
くわしい調査結果はこちらから
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