株式会社コーナーが、「MVVの浸透実態と与える影響に関する調査」を実施。その調査結果を公開しました。
同社は人事・採用領域に特化した課題解決支援サービスを提供するというパラレルワーカーシェアリング事業を行う企業です。
MVV設定はあまり認知されていない?
MVVとは、企業が社会に対して担う使命(Mission・ミッション)、あるべき姿(Vision・ビジョン)、やるべきこと(Value・バリュー)を具体的に提示する指標です。
正社員として働く618人を対象に行ったというこの調査では「MVVがある・またはわからない」との回答が約9割あったといいます。
MVVを設定する会社が徐々に増加している実態がうかがえるなか、「MVVの内容を完全に覚えている」と回答した正社員は33人(5.3%)だといい、従業員には浸透しきっていないようです。覚えている人のなかでは、「だいたい」が100人(16.1%)、「なんとなく」が92人(14.8%)に上りました。
全ての回答のなかで最も多かったのは、「MVVがあるかどうかわからない」の253人(40.9%)で、「どのような内容かまでは覚えていない」と答えた人も79人(12.7%)いました。
社員はMVVをどう評価している?
MVVを(「なんとなく」「だいたい」「完全に」)認知していると答えた人のなかで、「その存在に好感を抱いている」という人は約8割でした。
社内認知の向上をうながそうと、半年に1度以上MVVに触れる機会を設けることで、周知が見込めるという結果も今回の調査で明らかになったといいます。
具体的には「唱和の場」を設けたり名刺に記載するなど、社員に対する周知のための施策に乗り出す会社も出てきているようです。
調査概要
調査対象:雇用形態 正社員として働く人
有効回答数:618件
調査期間:2024/03/06(水)~2024/03/08(金)
調査方法:Webアンケート調査
調査主体:株式会社コーナー
URL:https://www.corner-inc.co.jp
<参照>
【MVV浸透実態調査レポート】社員の約半数がMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の存在を知らない実態。効果的なMVV浸透施策を探る|CORNER
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