企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、20代の正社員に対して「キャリア自律」についてのアンケートを行いました。
調査対象は、同社の就職支援サービスで就職や入社した128人です。
調査で8割以上がキャリアへ思案する必要があるとの結果
「自身の今後のキャリアや将来について、考える時間は必要だと思いますか?」という質問に対しては、「そう思う」が86.0%と、9割に近い結果に。
この質問で「そう思う」と回答した人に対して今後のキャリアを考える理由では、「現在の仕事の目的や目標を考えるため」が41.8%、「自分の価値観にあったキャリアを築くため」が28.2%、「自分のキャリアをどう築くかの責任は、会社でなく自分にあるため」が25.5%という結果でした。
また、キャリアについて考える頻度については、「週に1回程度」が52.9%、「月に1回程度」が41.2%、「3か月に1回程度」が5.9%で、半数以上がかなりの頻度でキャリアについて思考をめぐらせていることが分かりました。
調査結果に対する株式会社ジェイック取締役の総括
同社の取締役の東宮美樹氏は、今回の調査を受けて「終身雇用制度の継続がなくなりつつある昨今では、個人がそれぞれ自律的にキャリア開発を行う『キャリア自律』が重要になってきています」と指摘。
キャリアを模索する若者に対して「5年後や10年後など中長期でキャリアビジョンを考え、目標と現在の仕事を紐づけてキャリアを振り返ることができると、キャリアプランニングの時間がより有意義になるでしょう。目標設定の際は、上司に自身のキャリアビジョンを伝えてフィードバックを得たり、不足している能力を学び直したりすることも効果的です」とアドバイスしています。
【調査概要】
調査名称:「キャリア自律」に関するアンケート
調査対象:株式会社ジェイックの就職支援サービスを利用して就職・入社した20代
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年9月19日(火)~11月29日(水)
回答者数:128人
<参照>
【関連記事】
2023年の転職市場などについて振り返る 2024年の転職に向けて参考になるであろう記事5選
1月になり、2024年こそは転職をしようと考えている人もいるでしょう。U-NOTEがこれまで出した記事のなかから、2024年の転職に参考になるであろう記事をまとめました。 転職市場の202...
弁護士資格を有する元テレビ朝日アナウンサー/法務部長 西脇亨輔さんが歩んだキャリアの道
元テレビ朝日アナウンサーで、法務部長をつとめた西脇亨輔さんは、2023年11月に28年間の「サラリーマン」生活を終えて、西脇亨輔法律事務所を開業。今後は弁護士業のみならず、法律の知識やマスメディ...
年収350万円未満の人に向けた転職サービス登場 資産形成相談も可能
家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、1月9日(火)から、年収350万円未満の人に特化した転職サービス事業「オカネコ転職」を開始しました。 ユーザーのお金の悩みに...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう