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懇親会とは?何をするの?参加するときの服装や基本的な5つのマナーについて解説

U-NOTE編集部

2024/01/09(最終更新日:2024/01/09)


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参加者同士の親睦を深めるために開催される「懇親会」。内定者懇親会やセミナー後の懇親会など、さまざまなタイミングで会が設けられます。

懇親会に参加する際に注意したいのが服装やふるまいなどの基本マナーです。本記事では、懇親会に参加するときに気を付けるべきポイントを解説します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 懇親会と親睦会、懇談会、飲み会の違いとは?
  • 懇親会の内容と流れを解説
  • 懇親会に適した服装とは?

 

懇親会とは

「懇親会(こんしんかい)」は、同じ組織や団体に所属する人、もしくは目的が同じ人同士で親睦を深めるために行う会のことを指します。懇親会に似た言葉に「親睦会」「懇談会」「飲み会」などがありますが、それぞれ開催する目的がやや異なるので正しく理解して使い分けましょう。

親睦会の違い

懇親会がまだお互いを知らない人同士で親睦を深める会を開催する際に使われるのに対し、「親睦会(しんぼくかい)」は、すでにある程度仲が良い人同士がより親睦を深める会を開催する際に使われます。

やや言葉の意味する内容が異なるものの、どちらも仲を深める会を開催する際に使われる言葉です。開催される会の目的にあわせて使い分けましょう。

懇談会との違い

懇親会や親睦会が仲を深めることを目的に実施される一方で、「懇談会(こんだんかい)」は特定の議題に関する話し合いを目的とする際に開かれます。会議とするには堅苦しく、ざっくばらんに意見交換したい場合に使われます。

一般的には中央省庁や地方支分部局、地方公共団体などで討議が行われる場合に、懇談会という形で意見公開の場が開かれています。

飲み会との違い

「飲み会」はその場にいるメンバーで交流することを目的に開催されます。お酒と食事を楽しみながらコミュニケーションを取る会全般が飲み会と呼ばれており、懇親会でお酒が振る舞われる場合も広義の意味では飲み会と呼べます。

懇親会がまだ互いのことを知らない人同士の交流目的で開催されるのに対し、飲み会はすでに互いを知っていて、交流もある人同士が食事を楽しむ目的で開催されます。懇親会では自己紹介がありますが、飲み会ではそうした互いを知るためのコンテンツが用意されていないのも違いです。

 

懇親会では何をする?主な内容と流れ

内定懇親会やビジネスでの懇親会など、何を目的とした会なのかによって懇親会の内容や流れは異なります。幹事を任された場合に備えて、懇親会の内容を把握しておきましょう。

内定者懇親会の内容

内定者懇親会は、内定者同士や先輩社員と内定者の親睦を深めるために開催されます。内定者の自己紹介はもちろんのこと、先輩社員との座談会やワークショップ、グループディスカッションなど、さまざまな形で交流できるコンテンツが用意されていることがほとんどです。

最初に内定者の自己紹介を行い、次に座談会を行うのが一般的な流れです。その後、グループワークやディスカッションなどがあり、最後に食事会となります。企業によっては食事会と同時並行で行われることもあります。

会社やビジネス・セミナーでの懇親会の内容

会社やビジネス・セミナーでの懇親会は、参加者同士で交流する際に行われます。内定者懇親会と比べて、全体の流れやコンテンツが決まっていないことが多く、さまざまな参加者と自由な交流を楽しめます。

会社やビジネス・セミナーでの懇親会では、講師や参加者と名刺交換をしたり、情報交換をしたりするのが一般的です。

幼稚園・保育園・PTAなどの保護者懇親会の内容

幼稚園や保育園、PTAなどの保護者懇親会は、保護者同士が初めて顔を合わせる新学期のタイミングで開かれます。先生も含めて情報を共有し、園の様子や特徴を知る目的があります。

保護者が自己紹介を行い、その後先生が園について説明します。最後に質問の時間が設けられ、懇親会は終了です。時間は45〜60分程度が一般的です。

 

懇親会に参加するときに知っておきた5つのマナー

内定懇親会や取引先との懇親会など、ビジネスパーソンは何かと懇親会に参加する機会があります。主催者や他の参加者に対して失礼がないように、参加する際のマナーは知っておきましょう。

懇親会に参加するときに知っておきた5つのマナー
  • 招待のメールは参加の有無をできるだけ早く、明確に伝える
  • 自己紹介の内容を考えておく
  • ゲームや余興は積極的に楽しみ、交流を行う
  • お酒は適量に抑える
  • 懇親会後にはお礼メールを送る

招待のメールは参加の有無をできるだけ早く、明確に伝える

幹事から懇親会への招待メールが届いたら、できるだけ早く参加の有無を伝えましょう。出欠の回答期日が明記されていることがほとんどなので、その期日を守りつつ、予定がわかっている場合はなるべく早く参加可否を伝えてください。

幹事は会場や当日の食事、コンテンツなどを準備する必要があるため、曖昧な返答は避けます。先の予定が確定しない場合は「◯日までには改めて参加可否を返答いたします」と添えて、その日までに可否を明確に伝えましょう。

自己紹介の内容を考えておく

自己紹介は第一印象を左右するものです。緊張して端的に終わらせてしまう人は多くいますが、自身に興味を持ってもらうには、ポイントを押さえたオリジナリティのある内容を意識することが大切です。

自己紹介の後の会話のきっかけ作りにもなるので、質問してもらいやすいように余白を作るのもおすすめです。

例えば、内定者の懇親会であれば在学している大学と学部、所属サークルの他に趣味や特技、入社への意気込みなどを話すのが定番です。深掘りしやすいよう、必要以上に情報を開示しないよう意識してみてください。

ゲームや余興は積極的に楽しみ、交流を行う

懇親会ではゲームや余興などのコンテンツが用意されているケースが多くあります。人との繋がりを作る良い機会と捉えて、積極的に楽しみ、より多くの方と交流を行いましょう。

周囲にいる方に話しかけ、軽い挨拶や自己紹介などをします。かしこまる必要はありませんが、自分のことを話しすぎたり、逆に相手を質問攻めにしてしまったりすると悪い印象を与えかねません。自分の話と相手の話をバランス良くできるように、心に余裕をもった状態で交流を楽しみましょう。

お酒は適量に抑える

懇親会は交流や関係性作りを目的に開催されます。積極的に交流することは大切ですが、お酒を飲みすぎて大声を出したり、周囲の方に迷惑をかける言動をしたりと羽目を外してしまうようなことは避けましょう。

例え、そのように羽目を外している参加者がいたとしても同調するのは慎みましょう。距離を取って交流を楽しむのもひとつの選択肢です。節度を持って懇親会に臨んでください。

懇親会後にはお礼メールを送る

懇親会は参加して終わりではありません。幹事や主催者に対して懇親会の開催や準備についてお礼メールを送ることを忘れないようにしてください。

お礼メールを送るタイミングは当日中がベストですが、会の終了が遅い時間だった場合は、翌日の午前中であれば問題ありません。自分の感想を交えつつ、懇親会開催のお礼を簡潔にまとめましょう。長文を書く必要はありません。

また、交流した人との縁を繋ぐためにも、参加者の人に連絡するのもおすすめです。

関連記事:懇親会のお礼メールの書き方と例文|社外・取引先 / 社内・上司 / 内定者懇親会などシーン別に紹介

 

スーツ?私服でもOK?ビジネスでの懇親会での服装のマナー

服装は最初に目に入る重要なポイント。ビジネスでの懇親会は基本的にオフィスカジュアル・ビジネスカジュアルがマナーです。間違っても私服では行かないようにしましょう。

次に、懇親会にふさわしい服装を女性と男性で別々にご紹介します。

女性の服装

女性の場合、華美な服装や露出が多い服装は避けるのがマナーです。トップス・ボトムス共にきちんと感のあるアイテムを選びます。

色は、ホワイト・ネイビー・ベージュ・パステルカラーなどは問題ないとされています。ボトムスはパンツの場合はスラックス、スカートの場合は膝丈であれば、ビジネスカジュアルの範囲内です。靴は、ヒールが低めのパンプスを選びます。

基本的にはオフィスカジュアル・ビジネスカジュアルで問題ないとされていますが、ドレスコードがある場合はそれに従います。

男性の服装

男性の場合、スーツもしくはスラックスにジャケットを合わせたオフィスカジュアルスタイルがベストです。

女性と同様、柄が入った派手なアイテムや個性的すぎるアイテムは避けるのがベター。ワイシャツはホワイト、スーツやジャケットはネイビーやブラックを選ぶのが無難です。靴はブラックやブラウンの革靴を合わせましょう。

初めて会う人も多いため、清潔感があることが非常に大切です。スーツはクリーニングに出したり、アイロンをかけたりしてシワを取り、しっかりとしたお手入れを行います。革靴も丁寧に磨き、ホコリやキズをケアしましょう。

 

会社の懇親会の断り方・欠席の伝え方

懇親会は予定が空いている限り、なるべく参加するのが基本です。しかし、タイミングによっては都合がつかず、欠席しなければならないこともあります。今後の関係性に影響を与える可能性を考え、相手に配慮した断り方や欠席の伝え方を意識しましょう。

招待していただいたことへの感謝を伝える

まずは必ず、懇親会に招待していただいたことへの感謝を伝えましょう。幹事は他の業務があるなかで懇親会を企画し、会場の手配から当日のコンテンツ、式次第などさまざまな準備をしています。そのことに対する感謝の気持ちを伝えるのはビジネスマナーです。

文面としては「この度は懇親会にご招待いただき誠にありがとうございます」「この度は懇親会のご案内をいただきありがとうございます」などで問題ありません。この一言があるだけで、欠席の場合でも相手に柔らかい印象を与えることができます。

欠席の事実を明確に、理由と共に伝える

幹事は当日までに参加者の人数を確定させなければなりません。欠席の事実は曖昧にするのではなく、明確に伝えましょう。また、ただ欠席であることを伝えるのではなく、理由と共に伝えることも忘れないでください。

文面としては、「あいにくですがその日は所用があり参加することができません」「残念ですがその日は別の予定が入っておりまして、参加することができません」などと書くのが一般的です。「あいにくですが」「残念ですが」など、枕詞をつけると角が立ちません

謝罪と、次回への参加意欲を伝える

文面の最後には、参加ができなかったことに対する謝罪と、次回開催時には参加したい意思があることを伝えます。この一言を入れることで、今回は都合が合わなかったけれど参加する意欲はあったということが相手に伝わります。

文面としては「せっかくのお誘いにもかかわらず申し訳ございません。また機会がございましたら、参加させていただければと存じます」と書きます。

 

懇親会の参加時には、積極的に交流を行えるよう事前準備をしておこう

本記事のまとめ
  • 懇親会はシンプルで露出が低い一般的なオフィスカジュアルで参加しよう
  • 懇親会の招待が届いたらなるべく早く参加の有無を伝えよう
  • 懇親会を欠席する場合、丁寧で相手を気遣ったメールを送るのがマナー

懇親会当日は必ずしもコンテンツが用意されているわけではありません。参加時には自己紹介の内容を考えたり、ユニークな話題を考えたりと必ず事前準備を行いましょう。自分から積極的に近くの方に話しかけ、交流していく姿勢をもって、懇親会を楽しんでみてください。

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