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弁護士ドットコムがAIを活用した企業法務向けサービスを開始 リサーチ時間を削減

青木一真

2023/12/20(最終更新日:2023/12/20)


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弁護士ドットコムやクラウドサインを提供する弁護士ドットコム株式会社は、AIを搭載した企業法務向け書籍検索サービス「BUSINESS LAWYERS LIBRARY(ビジネスロイヤーズライブラリー) AIアシスタント(β版)」の提供を開始しました。

弁護士ドットコム株式会社は、2023年9月にAIを搭載した弁護士用書籍検索サービス「弁護士ドットコムLIBRARY AIアシスタント」を提供。今回は同サービスの企業法務版です。

企業法務のリサーチ時間は膨大

弁護士ドットコム株式会社が行った企業法務担当者414人への調査によると、法務リサーチにかかる1日あたりの時間は、1時間以内と1時間〜3時間の合計で全体の70%以上を占めました。また、1回あたりのリサーチ時間は、30分以内と1時間以内の合計が70%以上に。つまり、1日8時間の業務時間のうち、約10%〜30%をリサーチに使っています。

社会構造の変化による法整備が行われているなかでは、法律関連の相談も多様化しており、それに対応するための情報源も多様化・増加しています。そのため、情報源となる書籍や文献を探す作業であるリーガルリサーチの時間も増加しているといいます。

BUSINESS LAWYERS LIBRARY AIアシスタント(β版)とは

ChatGPT(GPT-4)を活用した法律書籍の文章検索およびサマリー機能を搭載。文章形式での質問が可能であり、AIはキーワード検索を行うだけでなく、質問などの文脈から関連する書籍を検索することができます。

また、検索結果となる複数の書籍・文献などをもとにしたサマリーの自動生成も行えます。

リーガルリサーチにかかる時間を短縮し、企業法務にかかる負担の軽減を狙っています。

<参照>

AIを搭載した企業法務向け書籍検索サービス「BUSINESS LAWYERS LIBRARY AIアシスタント(β版)」を提供開始

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