「入社前の不安」というと、就職活動を終えた学生にとっては、まさに今直面している問題といったところではないでしょうか。そんな時、内定先に気軽に相談できる人はいますか?
株式会社リクルートの就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施。調査結果の一部を公開しました。
4割の学生が、就職先に「相談できる人がいない」
同調査では、2022年卒学生の3月卒業時点での入社にあたっての不安などについて分析。その結果、就職確定先に相談できる人がいるか・いないかによって、不安の有無や、就職確定先への認識に差があることがわかりました。
「入社に当たって不安に感じていることがあるかどうか」との質問に対し、就職確定者のうち約6割の学生が「ある」と回答。また、4割が就職確定先に「相談できる人はいない」という結果になりました。
相談できる人の有無により、モチベーションに差が
入社に対し不安があると回答した学生のうち、「就職確定先に相談できる人はいない」と回答した学生は約7割。不安の内容についても、相談できる人がいない学生のほうが、より多くの項目について不安に感じているという結果に。
一方で、就職先に相談できる人がいる学生は、「確定している就職先は、自分のことを理解してくれていると感じる」「もう一度就職活動をするとしても、今の就職予定先と同じ企業(団体)に就職したい」などの項目において「あてはまる」や「非常にそう思う」との回答が多く、就職確定先に対してポジティブに感じていることが読み取れます。
相談できる人の有無によって入社前の認識に差が出るようです。
不安を解消してくれるような存在を!
就職確定から、実際に勤務を開始するまでの期間は、意外と長く感じるもの。思い悩んで過ごすよりも、就職先とコミュニケーションを取りながら、相談できる人を探してみてはいかがでしょうか?
【調査概要】
調査対象:2022年卒業予定の大学生および大学院生
調査期間:3月11日~14日
調査方法:インターネット調査
集計対象:大学生 1212人/大学院生 377人
詳細はプレスリリースよりご確認ください。
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