気候変動の原因となる温室効果ガスの排出削減に向けて、脱炭素社会の実現が求められています。日ごろ、自分がどれくらい二酸化炭素を排出しているのか気になったことはありませんか?
Earth hacks株式会社は、個人の環境貢献を算出できる新サービス「デカボmyスコア」の提供を開始しました。国内自治体としては初めて、愛媛県への導入が決定しているといいます。
二酸化炭素の排出量を可視化
「デカボmyスコア」は、移動手段、ショッピング、住居、食事の4つの観点から、12問の簡単な質問に答えることで、個人の年間二酸化炭素相当排出量を算出できるサービスです。
ちなみにサービス名の「デカボ」とは、脱炭素化(Decarbonization)を使用した名称のこと。Earth hacks株式会社は、商品やサービスの排出二酸化炭素削減率を「デカボスコア」として可視化しているそうです。
国連とスウェーデンのインパクトテック企業Doconomy社が共同開発したCO2e(※)排出量可視化ツール “Lifestyle Calculator” を活用することで、生活者一人ひとりの行動によって排出される二酸化炭素相当量を測定。また、行動の結果によって影響を及ぼすことのできる排出量を知ることが可能だといいます。
※CO2換算の数値のこと。温室効果ガスの量をCO2相当量に換算することが可能です。
愛知県が自治体初の導入を決定
今回、同社は愛媛県と連携し「デカボmyスコア」の自治体初導入をサポートするとともに、愛媛県ならではの脱炭素アクションの創出に向けて「デカボえひめプロジェクト」を開始しました。
愛媛県内の様々な企画やイベントを通じ、生活者に「デカボmyスコア」を体験してもらうことで、県民主体の脱炭素アクションを活性化していくことを目指すといいます。
Earth hacks株式会社は、今後も「無理なく、気軽に」脱炭素アクションに取り組むきっかけづくりとして、全国への展開を進めていくとのことです。
「デカボmyスコア」はこちらから(「愛媛愛。やけん、デカボ。」Webサイト内)
<参照>
Earth hacks、個人の年間CO2排出量を計測し、脱炭素への貢献を可視化する生活者向け「デカボmyスコア」のサービスを開始
こころ動かす脱炭素。第一回「デカボアワード(Decarbo Award)」開催決定
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