何かを達成するためには、努力が付き物です。しかし、「自分は努力の割に結果が伴っていない」と感じている方も多いのではないでしょうか? それはもしかしたら努力すること自体に夢中になってしまっていて、努力が目的化してしまっているせいかもしれません。
努力している自分に酔っていませんか?
努力をすることは何かを達成する上で大切なことです。かの有名なベートーヴェンの名言にも「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している。」とあるように、偉業を成し遂げている人は皆、何らかの努力をしています。
その一方で、"努力すること"自体が目的化してしまっている人も多く存在しています。努力の先に達成したいものが見えないまま「とにかく努力すれば成長出来るのだ」と考え、非効率なやり方で頑張ってしまう。そのような人ほど、努力している自分に無意識に酔ってしまい、"努力している"という事実に対して満足してしまいがちです。
このような悪循環に気付けなければ、結果の伴わない努力を続けてしまうことになります。これでは成長するどころか、むしろ自ら成長を妨げてしまうことに。
努力は目標達成のための手段に過ぎない
本来、努力はあくまでも目標を達成するための手段に過ぎません。達成したい目標が先にあり、その目標を達成するための行動として"努力"が初めて必要となります。そのため、達成したい目標も定まらないままに努力を先におこなっても、本末転倒だという訳です。
仕事の評価は、努力自体ではなく、目標達成への貢献度によってなされます。目標達成に貢献出来ない努力は単なる自己満足に過ぎません。よって、行動する前にまずは目標を明確に持つ。せっかくの努力を無駄にしないためにも、これを常に心得ておくことが大切です。
理想的な状態は"努力を努力と感じない"こと
皆さんが「努力をしなくては」と思うのはどのような時でしょうか? その多くは、やらなければならない義務的な状況に置かれている場合のはずです。しかし、自分の気持ちが前向きでない状態で行動しても、なかなか結果は伴いません。
お笑い芸人の明石家さんまさんも、努力について以下のように語っています。
このように、結果を出すために最も理想的なのは、傍から見たら努力をしているのに本人からしたら"好きだからやっている"という状況です。
同じ時間仕事をしていても、努力の先の目標があるかないか、その仕事に対して前向きな気持ちを持てるか持てないかによって結果は大きく変わってきます。目標が見えないままに闇雲に走り出してしまっている方は、成長のチャンスを逃してしまっているかもしれません。これを機に、今一度自分の行動を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
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