ビジネスパーソンにとって、社内外の人脈は大変大きな財産です。日々の仕事を円滑に進め、より大きな仕事の成果を上げるためにも、また、将来のキャリアアップのためにも、人脈は自分にとっての「強み」となります。
「それは分かっているんだけど、自分は内向的な性格なので、なかなか思うように人脈を広げることができない」と悩んでいる人も少なくないでしょう。どうやったら、そういう性格の人が人脈を広げられるようになるか、おすすめの方法を紹介します。
いきなりビジネスシーンで人脈を広げるのは難しい
社交的で人見知りしない性格の人なら、社外のパーティや研修などに積極的に参加して、どんどん人脈を広げることができます。しかし、内向的な性格の人がそれをマネしようとしても、いきなりは無理です。たとえ、そうした「場」に参加したとしても、「ただそこにいるだけ」になってしまい、積極的に社外の人に話しかけ、人間関係を作ることはなかなか難しいでしょう。
また、無理にそれを試みることが、ストレスになってしまう恐れもあります。ですから、ちがうプロセスで人脈を広げることを考えたほうがいいでしょう。
友人や家族、趣味などの人間関係から、人脈を広げていく
そこでおすすめしたいのが、仕事以外の人間関係から人脈を広げる方法です。たとえば、学生時代の友人と積極的に会うようにするのです。別の仕事をしている友人、別の業界で働いている友人は、そもそもあなたにとって立派な「人脈」です。その意識を、まずは持ちましょう。
そして、友人に「人脈を作りたいのだが、うまくいかない。もし仕事関係の人で紹介できるような人が思いついたら、今度いっしょに会わせてほしい」と依頼してみるのです。
すぐには無理でも、友人の頭にそのことが残っていれば、何かの折に「そうだ」と思い出し、あなたにとって有用な人物を紹介してくれるかもしれません。友人を介して、社外の人と親しくなれれば、その人を通じてさらに人脈が広がる可能性もあるでしょう。そしてその可能性は、決して小さくありません。「最初の一人」が見つかると、人脈は広がっていきやすいもの。友人はそのための「窓口」と考えていいでしょう。
「窓口」になってくれるのは友人ばかりではありません。家族や親戚も「窓口」になりえますし、あるいは趣味のサークルに入って、そこから仕事に有益な人脈を広げることも可能でしょう。要するに、仕事以外の人間関係を生かして、仕事に役立つ人脈を築いていくという方法です。これなら、内向的な性格の人でも、それほど無理なく実行できるのではないでしょうか。
仕事を通じて作った人脈よりも、仕事以外の「窓口」から広がった人脈の方が、より有効に機能する、ということが実際にあります。じっとしていては、人脈を広げることは不可能です。身近なところから、人脈作りを始めることをおすすめします。
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