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感謝の言葉に一工夫!仕事でのコミュニケーションを円滑にするためのテクニック

Shingo Hirono

2014/05/24(最終更新日:2014/05/24)


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 円滑な職場でのコミュニケーションは、仕事をスムーズに進めていく上でも大切なことです。コミュニケーション不全に陥っている職場は、明るい雰囲気を失うだけでなく、リスクに関する情報の共有も疎かになり、やがては業績を落としてしまうでしょう。

 コミュニケーションを円滑にするために、もっとも有効とも言えるのが感謝の言葉です。すでに、自分は感謝の言葉をよく使っていると言う人に、コミュニケーションがうまくいく、さらなる感謝の言葉を提案したいと思います。

褒めポイントをありがとうに加えてみる

 いつもの通り、頼んでいた書類を作って部下が提出してきたとしましょう。納得のいく書類なら「ありがとう」と言って部下を返すと思いますが、ここで一工夫して、何かひとつ褒めポイントを、いつものありがとうに加えてみましょう。

 「○○さんの書類はレイアウトがいつも見やすいね。ありがとう」や「○○君は頼むとすぐに書類を仕上げてくれるね。助かるよ。ありがとう」など。書類に関する褒めポイントを見つけて、ありがとうに加えてみるのです。

 大切なのは、部下が書類作りについて大事にしているポイントを見極めること。書類の作成が遅い部下に「すぐに書類を仕上げてくれてありがとう」と言っても、嫌み以外のなにものでもありません。

 部下は、自分が大事にしているポイントを上司が目に留めてくれていることで、自分のことをきちんと見てくれているという気持になります。書類を作ったことについて感謝の言葉を述べられる以上に、部下からすると印象深い上司からの感謝の言葉となるでしょう。

「いつも」を効果的に使用する

 例えば、オフィスを掃除してくれている掃除のおばちゃんなどに「いつもきれいにしてくれてありがとう」と声をかけたなら、それは、あなたが毎日掃除をしてくれているのを、私はきちんと認識していますよ。という意味合いにもなります。掃除のおばちゃんにとっては、仕事なのですから、いつも掃除するのは当たり前のこと。しかし、それでも「いつもありがとう」という感謝の言葉はうれしいはずです。

 上でも述べましたが、人は自分の努力を誰かが見ていてくれて承認してくれるということに大きな喜びを見出すもの。もちろん仕事の対価としてのお金は大切ですが、それ以上に承認というものも大切なのです。いつもありがとうの「いつも」に「私はあなたのこときちんと見ていますよ」というメッセージをこめることができるのです。


 仕事中に使うと役に立つ、コミュニケーションがうまくいく感謝の言葉を提案しました。どちらも相手のことを、きちんと見ていないと出せない感謝の言葉ですので、普段から人を見ている人は言葉に一工夫を、見ていないなあという人は相手をもっと見るようにしましょう。

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