上司との関係を良好にするのがストレスなく仕事をしていくコツですが、何かと疲れる上司というのはどこの職場にもいるものです。
人間関係を改善していく努力は必要ですが、時にはうまく付き合ってストレスを減らすことも必要になります。上司の相手が疲れると感じたら、自分だけが我慢せずに済むよううまい対処法を見つけ出しましょう。今回は、上司との人間関係で疲れると感じたときの対処法について、代表的な2つのケースを解説します。
おしゃべりな上司への対処法
おしゃべりが大好きで、手よりもよく口が動くような上司は、付き合っているだけで疲れるもの。単におしゃべり好きなだけならば良いのですが、こちらが仕事で忙しいのも構わずに一方的に喋ってくるような場合、仕事の進行に大きな支障をきたしてしまう恐れがあります。おしゃべりが大好きな上司への対処法は、黙って話を聞いてやることです。
おしゃべりが大好きな上司は、喋ること自体が大好きなのであり、聞く人がどんな気持ちで聞いているのかは気にしないものです。「うんうん」と相槌を打ちながら適当に聞き流しておけば満足するので、真剣に話を聞く必要はありません。
ただし、自分の話をちゃんと聞いているのか確かめてくるような上司の場合は注意が必要です。このタイプの人間は自分の話が聞き流されていると気づくと、途端に機嫌を悪くします。
このタイプへの対処法は、無難な返事でやり過ごすことです。「そういう意見もあるんですね」「その見方は思いつかなかった」といえば、たいていの話題はやり過ごせますし、「本当ですか」「知らなかった」「勉強になります」と言っておけば、上司の自尊心を満たして気分良くさせることもできます。
気分屋の上司への対処法
その時の気分によって、意見や態度を変える上司の相手ほど疲れるものはないでしょう。一度決めた内容であっても、気分次第で簡単にひっくり返してしまうため、気を付けて対応しないと何度も振り回されてしまうことになります。
このタイプへの対処法は、話した内容を文書で記録しておくことです。そうすることで、水掛け論にならず前言撤回を阻止できますし、自分で言った内容を反故にするようであれば上司に非があることを明確にできます。
上司の機嫌が良い時を見計らって、こちらに都合のいいことを約束させてしまえば、少々の無理でも上手に通すことができます。一度現地を取ってしまえば、こちらのものですから、きちんと対処すれば問題ないでしょう。
部下にとっての不幸は、上司を選べないことです。何かと疲れる上司の下に配属されてしまったら、上司のタイプを見極めてうまい対処法を見つけなくてはいけません。対応に疲れるような上司ほど、操縦法さえ見つけてしまえば案外楽に付き合えるものです。上司のタイプを見極めて、自分に都合がいいようにコントロールしてください。
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