実力はあるのだけれど、仕事のパフォーマンスが低いという人は意外と多くいます。誰でも、仕事では良いパフォーマンスを発揮したいと思いますし、部下をまとめる立場の人なら、パフォーマンスが低い人より高い人を求めると思います。
会社としても、やはり仕事ができる人を必要としており、それができないとなれば問題が生じることもあるでしょう。では、仕事のパフォーマンスが低い人とはどのような人たちなのでしょうか。共通する特徴を大きく2つに分けて探ってみます。
自分の時間を作ることができない
無意味な忙しさは毒です。自分の時間を作るというのは、遊べる時間をつくればよいというのではありません。仕事でよいパフォーマンスをする為には、自分自身のコンディションが良く・活力にあふれていることが大切です。意味のない・だらだらした残業で睡眠時間を削ったり、趣味に時間がさけなかったり、大切な人と過ごす時間が減りストレスを溜めているようでは、良い仕事はできません。
パフォーマンスの高い人は、自分の時間を大切にすることもモチベーションの1つにし、効率よく仕事を終わらせ、きちんと睡眠時間を確保し、プライベートを充実させたりしているのです。
しかし、仕事のパフォーマンスの低い人々に共通して見られるのが、「忙しいこと」を理由に自分の時間を持てないことです。このような人たちには特に、徹夜自慢をしたり、どれだけ遊びに行ってないかを自慢したりしてしまいがち。もしくは、真面目すぎるが為に、休養も忘れ働いてしまい、効率を悪くしてしまうのです。
欧米で「残業=無能」とみられることがあるように、どれくらい残業しているかも問題なのです。また、残業だけでなく、仕事と仕事の間に上手くリフレッシュできないこともこれに当たります。少し休んだり、簡単な仕事をしたり、上手く気分転換を取り入れることができず、だらだらと仕事を続けることで、効率が落ち、パフォーマンスも下がってしまうのです。「よく働き、よく遊ぶ」という言葉が示すように、メリハリをつけられないことが、パフォーマンスの低い人の特徴でもあります。
コミュニケーションが取れない・取ろうとしない
近年、コミュニケーションスキルのことはよく話題にされています。インターネットの普及と共にコミュニケーションの形も変わってきましたが、多くの会社では、社員同士が面と向かってコミュニケーションする場面がほとんどです。そんな中、仕事のパフォーマンスが低い人は、コミュニケーションスキルが低いことが目立ちます。挨拶や、返事1つがとても大切だということに、気付いていないか、気付いていてもできないのです。
挨拶は社会人の基本と言われるように、たとえ実力がある人でも、挨拶ができなければ、その評価は低いものになるでしょう。返事ができないことについても同じですし、プレゼンテーションの場では、声の大きさやしゃべり方もパフォーマンスに影響するのです。
普段からコミュニケーションが上手く取れる人が、「あいつは仕事はまだまだだが、挨拶もできるし元気があっていい」というように評価されます。一方で、もともとは「できる人」であるのにコミュニケーションが上手く取れないために、「仕事はできるが挨拶すらできないし、ダメだな」と思われ、パフォーマンスすら厳しい評価をされ、どんどんそのパフォーマンスも低くなるという悪循環に陥ることもあるのです。
これは、社内だけならまだしも、社外へ出ると大きな問題ですし、挨拶ができなければ、それだけで会社の評判を落とす人となってしまいます。人と人とが関わっているからこそ、きちんとコミュニケーションが取れなければ、パフォーマンス以前に仕事になりません。技術だけにこだわってしまい、コミュニケーションの大切さに気付いていないことも特徴と言えるでしょう。
以上の2点が、仕事のパフォーマンスが低い人に見られる特徴です。いずれも、真面目だったり、引っ込み思案だったりするが為に起こり、決して能力は低くない人もあるかもしれません。しかし、会社で働く上で、このような特徴がみられるのが、仕事のパフォーマンスが低い人なのです。
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