ブレインストーミングはアイデアを創出するための会議方法の一つですが、アイデアをたくさん出すために4つの決まりごとがあります。それは「批判・結論を出さない」「自由な考えを歓迎する」「質より量」「出てきたアイデアを結合・発展させる」というものです。
アイデアを出すためのミーティング方法とはいっても、無尽蔵に次々とアイデアが出てくるということはあまりなく、議題によっては話が進まず会議が停滞してしまうこともよくあります。そこで今回は、ブレインストーミングを効率的に行うためのツールを紹介します。
1. チェックリストを使う
ブレインストーミングを成功させるには、いろんな視点からアイデアを出す必要があります。しかし、その視点の数も限られて、なかなかこれといったアイデアが出せない時もあるでしょう。そんなときに役立つのが、ブレインストーミングという手法を考案したオズボーンによる、強制的にアイデアを発想するためのチェックリストです。アイデアやテーマを決め、「転用」「応用」「変更」「拡大」「縮小」「代用」「再利用」「逆転」「結合」の9つの項目に対してそれぞれ意見やアイデアを出していくというものです。
また、このチェックリストをボブ・イバールが改良したSCAMPERという7つの質問リストというものもあります。SCAMPERとは、「Substitute(入れ替えたら?)」「Combine(統合したら?)」「Adapt(応用したら?)」「Modify(修正したら?)」「Put to other uses(使い道を変えたら?)」「Eliminate(取り除いたら?)」「Rearrange/Reverse(並び替えたら?逆にしたら?)」という質問の頭文字をとったものです。
他にもブレインストーミング用のチェックリストやカードはあります。どれもブレインストーミングのためのツールなので、取り入れることでブレインストーミングを効率的に行うことができます。
2. オンラインのツールを使う
ブレインストーミング用のツールはオンライン上にもあります。ブレインストーミングは本来は同じ会議室で参加者が顔を合わせて行うものですが、参加者が同じ場所におらず日程的に厳しい場合や、ホワイトボードの代わりにアイデアを書き留めるツールとしてこれらのサービスを利用することでブレインストーミングの効率が上がります。
出てきたアイデアをわかりやすくビジュアル化してマインド・マップを作成できたり、検索サイトとリンクしておりアイデアに関連した情報をすぐに拾い上げることができたり、また顔を合わせた会議では、その場の空気で発言がしにくくなるような場合もありますが、オンライン上での参加だと発言しやすくなるというメリットもあります。
もちろん発言のログはホワイトボードだとノートに写すか写真を撮るくらいしかありませんが、これらのツールだとバックアップを取るのも容易になります。
3. まとめ
アイデアを出す作業は大変なものです。ブレインストーミングの効果は認められているので、ブレインストーミングのためのツールもたくさんありますから、自分たちの環境にあったツールやサービスなどを利用してみてはいかがでしょうか。
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