新入社員としてある程度経ち、仕事を任されるようになってきたらどうしますか。おそらくはじめのうちは、簡単なことを頼まれるでしょう。コピーを取ってほしいとか、報告書やデータの入力、資材の検品などです。どれも簡単でアルバイトでもできるではないかと思うかもしれませんが、そうではありません。
簡単な作業ほど、丁寧にやるべきなのです。ひとつひとつやってこそ、そのあとの仕事ができるのです。人を使うのがうまい、また尊敬できる上司や先輩はそうしたコツコツした作業でも認めてくれます。雑務などと思わずに取り組みましょう。
仕事に期限を付ける
指示された仕事をどのくらいで終えるのか目安を持ちましょう。「何時までに終えればよいですか?」と聞くようにするとよいでしょう。あなたの仕事の進み具合で、そのあとの予定が変わってくる場合があります。
また、期限はないと言われた時でも自身のなかでどのくらいで終えようと目標を立ててください。だらだらとやっていても身につきませんし、無駄に気力・体力を使います。目安を持って取り組むことで、自分自身にもメリハリがつくのです。同じような作業を任されることが多ければ、完成度やかかる時間を少しずつ上げていけるように努力します。いつまでも同じ時間がかかり、ミスも多ければ真剣に取り組んでいないと取られる場合もあるでしょう。しかし、だからと言って無理をする必要はありません。何事も経験を積むことで出来るようになるものです。
報告と相談はしっかりとする
仕事を終えたら、報告をしっかりとしましょう。また、分からないことや問題が起きた時には相談することも忘れてはいけません。新入社員としての姿勢でも言えることですが、これが出来ないと先輩は仕事を任せられません。問題をそのままにして不完全な仕事をするよりも、聞いてしっかりと仕事をやり遂げてください。
誰かが修正してくれるではいけません。その仕事はあなたに任せられたものであり、責任があります。コピーなど簡単な仕事でも部数が足りなければ、会議の進行や開始に影響します。与えられた仕事はしっかりと確認し、指示はメモをとって行ないます。やり終えて報告するときに、先輩に確認してもらうようにするとなお良いでしょう。
暇な時間にはするべきことを探す
新入社員に指示を出し仕事をさせているときに、他の先輩は同時に自分が行うべき仕事をしています。そのため、ちょっと手が空いてしまうことがでるかもしれません。そんなときに、ぼーっとしていたり勝手にネットに接続して業務に全く関係なサイトを閲覧したりしてはいけません。
まず、手が空いてしまったときは先輩に指示をもらいましょう。「何かすること(やってもいいこと)はありますか」「お手伝いできることはありますか」など、積極的に声をかけて何か仕事をもらうようにしましょう。だからと言って、部署を飛び越えてあっちこっちに声をかけてはいけません。それぞれの担当がありますから、まず指示をもらうのは自身の指導をしてくれる先輩や上司です。
それでもなにも仕事がないときは、少し待つように言われるはずです。その時は、社内報や資料など見て勉強しましょう。なにか資料を見たりすることに抵抗を感じるなら、待つように言われたときに返事と一緒に一言加えます。ぼーっとなにもしないままより、よほど良いと言えます。
どんな仕事を任されるにしても、とにかく一生懸命取り組んでください。それが、徐々に色々な仕事を任されていく上での基礎になっていきます。簡単な仕事でも熱心にしっかりと報告・相談をして進められるなら、仕事が任せやすくしっかりと報告や相談が出来る人だとみなされます。
そうした姿勢や進め方が、今後のあなたの会社での立場に影響してきます。初めは単調な作業ばかりで面白く感じないこともあるかもしれません。しかし、それを一生懸命努力する姿を、見るべき人はきちんと見ていてくれるということを忘れないで下さい。
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