皆さんは、仕事上で他の人に何か提案するときや、メールを送る時に、結論を先に伝えているでしょうか?結論を先に述べられる人は、仕事上で論理的に意見を述べることができると良い評価を得やすいです。なぜ、そのようなことが必要なのでしょう?それはビジネスが、時間との勝負という場面が多々あるからなのです。結論を先にまとめて相手に伝えることができれば、とてもスムーズに仕事を進めることができます。
1. 結論を先に述べることの重要性
結論を先に述べることを結論先述、結論を最後に述べることを結論後述といいます。結論先述は英語での会話が多く、結論後述は日本語での会話が多いと言われています。話し方として、どちらが駄目というわけではありません。ビジネスにおいては、一般的には結論先述が好まれます。なぜなら、結論先述はとても分かりやすく時間短縮にも繋がるからです。
また、結論を先か後かというのは話す相手によって変わってきます。自分が話していることに相手が興味を持っている場合、結論後述でも話をしっかりと聞いてくれる可能性が高いのです。例えば、セミナーや講演会などがこれにあたります。
しかし、ビジネスの場面ではどうでしょうか?相手が常に自分が出す話題に興味があるとは限りません。営業の仕事をされている方は、分かると思います。初めてのお客様に、結論後述の営業トークで話していたら契約がまとまる可能性はきっと低くなるでしょう。ビジネスにおいては、自分の話題に興味を持っていないことの方が多いのです。
2. 結論を先に述べた後の話し方
結論を先に述べたら、次はその理由を説明します。理由の述べ方は、最初に抽象的なことを理由としてあげて、次に具体的な理由をあげると相手に分かり易く伝わります。相手に伝えたい理由は抽象的な部分で述べ、具体例は、この抽象的な理由をあくまで補う程度のものにします。
例えば、次のような文章をみてください。「日本は、清潔に対して異常なほどこだわりがある。なぜなら、日本人は皆きれい好きだからだ。例えば、海外と比べると、日本人は清潔・きれい・除菌といったことに敏感で、そういった商品が国内ではよく売れている。」このように、話題に興味がなくても、結論を先に述べられると理解しやすくなります。
3. 短く話すことの大切さ
結論先述にした時は、短く話すことが大切です。せっかく、結論先述で相手の関心を引けたのに、その後の理由をいつまでもダラダラと述べていては興味と集中力が落ちてしまいます。ビジネスの場面では、気をつけて話し、書くことで自分の本当に言いたいことが相手に伝わりやすくなります。
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