上司の評価に納得がいかないというのは誰しも経験されたと思います。最終的に喧嘩になってしまえば退職するということになるでしょうが余程な事が起きない限り大人のビジネス行動とは思えません。「飛ぶ鳥跡を濁さず」というのがマナーです。 評価が低い場合、どう自分納得させれば良いのでしょうか?
契約や評価基準を確認する
社会人としてどの職場においてもルールがあります。また労働基準法や雇用契約の内容はいざという時にしっかりと把握しておくべきです。「自分の事は自分で守る」という意識を社会人として持ち続けて行かなくてはなりません。世間一般的な法律や契約に関しては理解出来ても、実際に評価に納得が行かない場合、まず自分と対会社との契約や報酬等を事前に交わしていなくてはなりません。 結局、証拠がありません、見当たりませんでは、あなた自身が追い込まれてしまいます。
評価基準が変わった時期から振り返る
そのような前提として、評価基準が変わってきた時期から振り返る必要があります。日々の業務日報に詳細が書かれていれば良いですが、それに関連して任された仕事の成功や失敗、部下、先輩の振る舞いそして何より上司の態度、接し方から紐解いていきます。
例えば、明らかに自分がミスをした。マイナス1。しかしそのミスは上司も納得し、仕事で挽回して成績を収めた。プラス1。と他人は分からない自己採点が必要です。毎日忙しいし、出張や長期休みで忘れてしまう事もあるでしょう。「ポイント(重要項目)だけ」で良いのです。あるプロジェクトの仕事を任された時、それが軌道に乗った時、苦戦を強いられた時と。そう考えればポイントは左程多くは有りません。
評価が低い原因を直接聞く
これだけ自己分析をしながら特に大きなミスもしていない。それでも評価が下がり納得しなければ、その理由は当然聞くべきです。ただ聞き方に注意をしなければなりません。予め自分の資料を下に質問を始めたら、まるで上司を尋問しているかのようです。挙句「○月○日私は、このプロジェクトにおいて成果頂いたにも関わらず・・・」では、法廷のようです。端的に聞いてみる必要から始める事です。
これは当然、電話やメールでやるものではなく、時間を作って対面して行うものです。一対一でやりとりをすべきですが、自分の仕事を理解している仲間というのも大切なキーマンです。上司独断で決める前に評価基準として「最近、彼はどうだ?」という根回しをしているはずです。聞かれる方は巻き込まれたくないので「普通です」と答えたとしたら複数に聞くでしょう。ライバルは必要ですが普段から敵を作らないのも大切な仕事の一つです。
上司も説得ではなく納得いく形で評価説明をするはずです。あなたが熱くなってしまっていてはその時点で負けです。段階を踏んで、言うべき所は言い、間違いは認めることです。そして何より本当に納得する事が大切です。長期戦はお勧めしません。大体良い方向にならないものですから。
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