ここ最近、飲食店や美容院など小規模店舗への集客において「MEO対策」が注目されている。
何か行動を起こす前にスマホで情報を検索する行動を“ググる”と称するようになって久しいが、今回はインスタグラムを使ったMEO対策ができるスマートなツールが登場したので紹介しよう。
MEO対策とは?
MEO(MAP Engine Optimization)とは、Google検索結果でマップ上にお店やサービスの情報を記載するための対策のこと。
例えば「新宿 ランチ」などもSEO検索で表示された上位検索結果からよりも、Google Map上の検索結果から選ぶことが増えている。
この行動に着目し、SEO検索結果ではなくマップ検索結果での上位表示や正しい表示を行うための対策が「MEO対策」で、これを行なっている店舗は大きな集客効果が期待できるという。
また、来客数などの把握ができるため、素人でも費用対効果の測定が可能になる。
複雑・膨大なデータの分析に人工知能を活用
MEO対策には競合分析、エリア分析、キーワード分析の3つの分析が必要だが、Googleからの評価の分析は様々な要素によって行われているため一概に検索回数をもとに算出することは難しい。
最終的に必要となるのは「このキーワードであれば上位表示する確率が一番高い」という分析であり、エリア×業種といったビッグワードでない場合もある。
このような莫大なビッグデータの分析を人口知能によって可能にしたのが株式会社Limの開発したLim-MEOだ。
同社が主軸にしているインスタグラム集客システムとMEOの組み合わせにより、インスタグラム集客が可能になる。
インスタとMEOの相性抜群
同社によると、店舗のホームページが多くの訪問者に長く複数のページの閲覧をしてもらえればMEOでは上位表示化する確率が上がるという。
アクセス増のための流入元媒体にはインスタグラムが最適。
理由はインスタグラム特有のハッシュタグ検索の仕組みによりコミュニティが形成されやすく、サイト流入と滞在時間の助長を促すからだ。
店舗に親和性の高い質のよいフォロワーをSNSに集めることが重要で、その課題をクリアするのがLim-MEOの人工知能。
年齢、性別、趣向を分析し、自然にフォロワーが増やすことで持続的なPRと集客が可能となるというわけだ。
Google出身起業家による先鋭企業が着手
2017年、元Google出身者である竹花貴騎氏によって設立された「株式会社Lim」は、SNSマーケティング企業。
設立1年半でソフトバンクなどの大手をはじめ7500社の取引実績を積み、現在は国内外合わせて数十店舗を展開している。
2018中旬にアジア展開のため本社機能を香港に移転。
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