リンクルージョン株式会社と株式会社日本ブレーンは共同開発したマイクロファイナンス機関向けクラウドシステムJBRAINについて、地場マイクロファイナンス4社と導入契約を締結した。
今回の契約によりミャンマーでJBRAINを導入するマイクロファイナンス機関は10行となる。
マイクロファイナンスとは
マイクロファイナンスは零細事業者や農民を中心に 300 万人以上が利用しているミャンマー最大の金融セクターである。
リンクルージョンと日本ブレーンは、2015 年よりマイクロファイナンス機関向けクラウドシステムを開発、現地金融機関に提供しており、そのシェアはミャンマー市場でトップを誇っている。
クラウドシステムJBRAIN導入の決め手
今回新たに導入契約を締結した4社は、「AYO Microfinance, Yadanar Thanlar Microfinance, Yangon Y Rural Development Microfinance, Ratana Metta Organization」の各社である。
AYO Microfinance代表のチン・カン・リアン氏はJBRAIN導入を決定した理由について、「リンクルージョン社のマイクロファイナンス経営・業務への理解の深さと、日本の技術力を評価した。」と語った。
また、「業務効率化だけではなくデータを活用して、顧客サービスや商品開発を進化させることができると期待している」と今後の期待を述べている。
クラウドシステムJBRAINの今後の展開
リンクルージョンと日本ブレーンは、複数のマイクロファイナンス機関とデータ活用の業務提携を結び、今まで統計の存在しなかった零細事業者の金融取引や、庶民層の生活環境、家計に関するビッグデータの収集分析に取り組むことを計画している。
また、今回のJBRAIN導入によりデータ収集の範囲をザガイン州・エーヤワディ管区にも拡げ、人口の 9 割を占める庶民層のビッグデータを活用した事業展開を支援するとしている。
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