近い将来予想されている労働人口の減少への対策として、急ピッチで技術革新が進む流通業界。
ここに、ITの力で日本の流通業への変革を目指す3社の共同による最新型AI搭載の新業態店舗「Quick」が登場した。
12月13日(木)には福岡に第一号店「トライアル Quick大野城店」がオープンしている。
先進テクノロジーが実現する3つのサービス
「Quick」で実現するサービスは、以下の3つ。
1.AIで商品を自動発注
既存の冷凍冷蔵ショーケースに対しリテールAIソリューションを実装した“AI冷蔵ショーケース”で、商品の在庫状態や人の動き・属性の分析が可能。
2.夜間無人化
22時~5時の間、日本初夜間無人店舗として営業。
3.キャッシュカードでチャージOK
キャッシュカードでのチャージが可能なプリペイドカードチャージ機を設置。ATMで現金を下ろすことなく、キャッシュレスでプリペイドカードへのチャージが可能。
これらはすべて日本初だという。
ほかにも、需要と供給のバランスによって価格設定を行う「電子プライスカード」や、商品読み取りから決済が可能になるスマートフォンアプリなど、従来にない新感覚の購入体験が用意されている。
「より新しい購入体験を」パナソニックなど3社が連携
このプロジェクトは「テクノロジーを活用し、お客様の購買体験をより向上させたい」という3社連携により実現した。
その3社とは、IT企業としてのノウハウを流通業に生かし、スーパーマーケットの店舗展開を行う「株式会社トライアル」(福岡県福岡市)、家電メーカーとしての強みを生かし、ビジネスや産学連携パートナーとともに新たな価値創造に取り組む「パナソニック株式会社」(大阪府門真市)、そして国内のキャッシュレス社会化に向け、国内経済の基盤インフラとしてのサービス開発に注力する「日本電子決済推進機構」(東京都千代田区)という面々である。
福岡を皮切りに、続々と全国に店舗が増えることを願いたい。
トライアル Quick 大野城店
https://www.trial-net.co.jp/shops/view/430
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