課題発見力を仕事で正しく発揮するためには、課題を正確に認識するところから始める必要があります。どんなに優れた課題発見力を持っている人であっても、正確に課題を認識できなければ導かれる結論は外れたものになってしまいます。課題を探して正確に認識するためには、どのような努力が求められるのでしょうか。今回は、課題発見力を仕事で発揮する方法について解説します。
1. 結果から課題を探り出す
課題を発見するためには、現状とあるべき姿のギャップを調べる必要があります。観測できる仕事の成果が望ましい物でない場合、理想的な形でプロジェクトが進行していれば仕事の成果も事前に予想した望ましいものになるはずですから、プロジェクトのどこかに必ず問題があるはずです。
まずは仕事の成果を分析し、望ましい成果とそうでない成果を切り分けるところから始めましょう。切り分け作業を進めて最終的に残った部分に、プロジェクトの課題を探るヒントが隠されています。
次に残った問題点に関わる工程はどこなのかを確認し、その工程を詳しく分析しましょう。もし最初の分析正しければ、必ずその工程のどこかに課題にするべき問題点が潜んでいるはずです。問題点の発見に成功したら、解決のためにはどのような取り組みが必要なのかを考えて、課題を設定しましょう。
ここまでくれば、課題発見力は十分に発揮されたことになります。重要なのは成果分析を総合的に行うのではなく、それぞれの要素ごとに切り分けて課題を探ることです。細かく分けて分析することでピンポイントで問題を発見することが可能になり、解決可能な課題として現状をとらえることができるようになります。
2. 現状に満足しない
プロジェクトが滞りなく進行している場合、その仕事のスムーズさに満足感を覚える事でしょう。その気持ちは理解できますが、現状に満足しているようでは課題発見力を発揮することはできません。仕事に当たっては綱に課題発見の意識を持ち、現状に潜む課題はないかチェックすることが大切になります。
課題は必ずしも目に見える形で現れるとは限りません。見えない部分で進行していることもありますし、視点を変えることで新たに浮かび上がってくる課題も存在します。現状に満足しているようでは、いつまでたっても課題発見力を発揮するような仕事をすることは不可能です。常に仕事全体の中で自分ができる取り組みは何かを考え続けれることが、新たな課題を発見すること人繋がります。
まとめ
課題発見力とは、仕事やプロジェクトの中にある不満足な部分から問題点を見つけ出して、解決可能取り組みを課題として提示する力です。観測できる仕事の現状を表面的にとらえているだけでは、いつまでたっても課題発見力を発揮することはできません。常に高い意識で仕事に臨む姿勢が課題の発見を可能にし、現状をより良い方向へと改善していく道を切り開くでしょう。
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