上司との人事面談であったり人事部提出用に記入する自己申告シートには、現時点での仕事の評価や今後の希望を書く以外に自己評価を書く場合があります。客観的に自分で自分の事を評価するのは大変難しく、その自己評価がそのまま自分の印象となる場合もあるため、書き方に迷ってしまうことでしょう。ここでは、自己評価を正しく伝える書き方と例文をいくつか紹介していきます。
1つの評価に対する付帯情報を付け加える
例えば「仕事に対する集中力が高い」と書くとします。しかし、これだけでは「集中力がある」という情報しか伝わらないため自分を知ってもらうにはインパクトが弱く、このような内容であれば他の社員にも当てはまる可能性が高いため、自分の個性を表現できず相手に理解されぬままに終わってしまいます。
そのような状況を避けるために、どのような状況で「自分は集中力が高いな」と感じたのか、という付帯状況を付け加えて説明すると相手はよりイメージしやすくなり適切な評価へとつながります。
例えば、こういった時に自分はどう集中力を発揮したのか、その結果仕事にどのような良い影響を与えたのか、という感じで書きましょう。ただし、あまり長くダラダラと書いてしまうと、本来何を伝えたかったのかがぼやけてしまいますので、簡潔にポイントを押さえて書くようにし、それ以外の内容は面談時の会話で内容を補うようにしてくださいね。
1つの評価に対し良い面と悪い面を記載する
どんな物事にも良い面と悪い面があり、良い面は「高く評価し長所として更に伸ばしていく」スタンスを取り、悪い面は「どういった点が良くないのかを反省し改善していく」という形で書くようにしましょう。そうすると、単純に自分の良い面だけを見てアピールしているのではなく、一つの自己評価から二つの学ぶべき点を認識しているのだな、と相手に感じてもらうことが出来ます。
例えば、「初対面の人とでも話せる」事が自己評価だとすると、良い点としては「誰とでも分け隔てなくお付き合いする事が出来る」という事になります。これは仕事を行う上でプラスであるので、この点は素直に評価しこのスタンスは継続していくという事で良いでしょう。
一方この評価に対する悪い面を考えてみると、「誰とでも世間話程度の軽いトークは出来るが八方美人」という側面もあり、一人の相手とじっくり腰を据えて付き合っていくという事は得意かどうかを検討してみます。もしそういった点が不得手だとすれば、「どのようにすれば一人一人と長いお付き合いをしていけるか」という改善点を考えて記載します。このように、自己評価で出した内容を両方の側面で考えてみると自分の改善点が見えてきます。
自己評価を書く機会があった場合は、上記のことを参考にしてみてください。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう