日本に会社ですと、上司から言われた仕事をただ一生懸命にこなす社員が非常に多いように見受けられます。それ故、自主性を持った社員の重要性が日に日に増して来ていると思います。では、部下の自主性を育てるために、上司はどのような取り組みを行ったらよいのでしょうか。それでは、見ていきましょう。
部下とコミュニケーションを取り自主性を育てる
部下の自主性を育てるためには、部下を知ることが重要となってきます。なぜなら、部下にはそれぞれの性格や個性があるので、全ての部下に対して同じやり方で部下の自主性を育てることは不可能だからです。
まず部下とのコミュニケーションの中で、部下の性格や個性をしっかりと見極めます。それができたら、次はその部下が仕事を通して何を手に入れたいのかを見つけ出します。部下の手に入れたいものを発見できたら、上司はそのものに焦点をあてて、部下のモチベーションを高めてきます。部下のモチベーションを高めることによって、言われた仕事だけではなく、自分で色々やってみようという気がおきます。それにより部下の自主性を育てる心の環境を整えます。
小さな責任ある仕事を自分の力で完結させる
部下の心の環境が整ったら、部下に仕事を与えていきます。ルーティン化された仕事以外に、1つ責任が少し重めで部下の判断で行える仕事を任せます。そうすることによって、部下自身に考えさせ判断させて、部下の自主性を育てていきます。
そして、上司は部下との報連相を通してのみ、その仕事に関与していきます。もちろん、その過程で部下が間違いを犯すことが必ず出てくると思います。しかし、その時は失敗の責任は上司が取ります。そして、部下には失敗をした原因を追求させ、同じような失敗を起こさないようにさせます。その間違いが大きければ、上司の責任も重くなってくるので、普段から部下とコミュニケーションの綿密に取り、問題が大きくなりすぎないうちに解決する必要が有ります。
与えた責任が少し重めで部下の判断で行える仕事を部下が成功させることができれば、今度はもう少し重めで部下の判断で行える仕事を与えるといった具合に、このプロセスを繰り返し行っていきます。これを繰り返すことによって、部下の自主性を育てていきます。
上司は報連相を通してのみ、その仕事に関与します。部下が失敗をするようなら責任は上司が取り、部下にはその原因追求をさせます。そして、その仕事が完了すれば、さらに責任の重い仕事を与え同じこと繰り返していきます。この2つの取り組みを行うことによって、上司は部下の自主性を育てることができるのです。
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