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「ノー残業デー」をより効果的に!◯曜日に設定するだけで格段に社員のモチベーションが向上\

Kazuhiko Tanabe

2014/05/26(最終更新日:2014/05/26)


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 近年はワーク・ライフ・バランスの観点から「ノー残業デー」を取り入れる会社・団体が増えてきました。「ノー残業デー」は、仕事効率化の意識を高めたり社員の心理的または肉体的な負担を減らせるとしてその効果が期待されています。

「ノー残業デー」は水曜日に設定されている場合が多いようです。なぜ水曜日なのか或いは他の曜日に設定する場合はどの曜日にすれば効果的かについて考えてみましょう。なお、前提として土日が休みの会社の場合を想定して下さい。

「ノー残業デー」は水曜日に

 水曜日は月~金で仕事をする場合中日になります。3日間がんばって働いた中日に一旦小休止を入れて、後半2日をまたがんばるという意味で水曜日を「ノー残業デー」に設定する会社が多いのでしょう。

 月~金の5日間のスパンで見た場合、社員にとっても水曜日の朝というのは「休みまであと3日もあるのか」と考えてしまいがちな時間帯です。

 しかし、そこに「今日頑張れば定時で帰れる」「今日は定時で帰れるから~をしよう」という意識が入ると「あと3日」もあってうんざりという気持ちを和らげる効果があります。

 水曜日に「ノー残業デー」を設定することは社員の意識を目先の「水曜夜の小休止」に向けて、仕事の停滞を防ぐという意味合いもあります。

「ノー残業デー」をその他の曜日にすると

 では次にその他の曜日に「ノー残業デー」を設定するのはどうかを考えてみます。
 
 週の初めの2日間、特に月曜日は休み明けということもあって、仕事のモチベーションが上がらないという社員もいるとは思います。しかし大抵は休みをとってそれなりに仕事に対するモチベーションが上がっている時期です。この2日間に「ノー残業デー」を設定してしまうと「あと4日も」又は「あと3日も」という意識が働いてあまり効果的とはいえません。
 
 木曜日に設定するのは週の4日目ということでそれなりに効果があるかもしれません。しかし、月曜になって「ノー残業デー」まで4日も働くという意識が働いてしまう可能性もあり、また翌日1日働けば休みであるために水曜日ほどリフレッシュできるというイメージもないと思われます。

 金曜日にすると土日の休みと連続した余暇となるので、例えば金曜の夜に出発して土日を旅行にあてるというような使いかたができるようになります。またそのためにそこまで頑張ろうという意識も生まれ、それなりに効果的ではないかと思われます。「ノー残業デー」を単なる社員の余暇と考えるなら金曜日も効果的かもしれません。しかし、翌日に続く仕事を効率的にこなそうという意識が生まれるであろう水曜日よりは、仕事効率化という面で効果が薄れる可能性があります。

 つまり「ノー残業デー」を「水曜日」に設定することで社員のモチベーションを維持できます。結局は仕事効率も向上するので取り入れてみてはいかがでしょうか。

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