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”決断力”の意外な3つの意味「つかみとる」「見極める」「責任をとる」

田部貴紀

2014/05/23(最終更新日:2014/05/23)


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 「決断力」がある人は頼もしくて格好いいイメージがありますよね。「決断力」とはひとことで言ってしまえば「決断する能力」という意味ですが、より詳しく考察してみるともっと多くの意味を含んでいるものです。その深い意味を考えてみながら、この能力を持ち合わせることが、いかに仕事をする上で重要なのかについて今回は触れていきたいと思います。

【1】目の前にあるチャンスをつかみとる能力

 どの選択肢がいいかと悩んでいるうちに、自分がいつまでも決断できずにいると、代わりに他の人がおいしい部分を持っていってしまうかもしれません。決めてさえしまえばすぐに次の行動に着手出来るだけに、この悩む時間は実にもったいないです。「決断力」とは、無駄に悩む優柔不断な気持ちを断ち切って、時間の浪費を生まない能力の意味を含んでいます。要するに、目の前にあるチャンスをみすみす見逃すなんてことは決してしない、チャンスは確実に掴みとる能力のことです。

【2】総合的に最も適切な答えを見極める能力

 ある程度選択肢がある中から、総合的に最も適切なものを見極めることが出来る能力が「決断力」に込められた更なる意味です。ただ単に、深く考えずに決めるのではなく、あくまで深く考えた上でなおかつ素早く決めることが必要なのです。多角的に物事を見て判断するということを日頃から出来るようにしておけば、いざというときも安易な決断は下さないようになることでしょう。

【3】自分が下した決断にしっかりと責任をとる能力

 決断するということは、決断をした者にそれ相応の責任というものが負わされるため、それが決断の妨げになるのです。このため、「決断力」には、自分が下した決断に対してしっかりと責任を担う力強い覚悟を持てる能力という意味も含まれています。この能力に長けている人はやはり信頼もおけますし、リーダーシップを発揮できる素質があると周囲から評価されるでしょう。

 「決断力」は単に決断できればいいということ以上の重い意味があります。さらに、「決断力」を持てる人材になれるよう努力することは大変に意義のあることです。

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