普通は「様」や「殿」をつけるのが一般的ですが、会社ではまた違ってきます。少し注意が必要となります。今回は上司や社内の人間への「様」「殿」などの敬称の使い方の基本について一緒に見ていきましょう。
1.役職名がある上司には、それをつけて呼ぶ
上司を単に、○○さんとは呼ばずに、役職がある場合は必ず社長・部長・次長・課長・係長などの役職名をつけて呼ぶようにしましょう。上司も部長なのに部下に〇〇さんと呼ばれるとちょっと複雑な気分になるかと思います。
会社外でも同じく、役職名をつけて呼ぶようにしましょう。ただ文書などでは時には様や殿を使う事もあるかもしれません。その時は○○社長様などとはせず、○○社長か、○○様、○○殿とするようにしましょう。また注意したいことですが、「様」は個人に対する敬称ですから、企業名のあとに「様」を付けるのは誤りですので「御中」とするようにしましょう。
2.上司、同僚など社内の人間も、社外の人に対しては呼び捨てにする
新入社員が間違いやすい失敗で有名なのが、社外の人に対しても、社内の人のことをさんづけや役職名をつけて呼んでしまうという事でしょう。電話などで、「○○部長はいらっしゃいますか」と聞かれたら、つい「○○部長はただいま外出中です。」と答えたくなってしまいますが、そこは自分の社内の人ですからたとえ目上の人でも、「○○はただいま外出中です。」と言わなくてはいけません。自分の会社の人のことを他の会社の人に言う場合は必ず気を付けるようにしましょう。
3.二重敬称には気を付ける
社長・部長・次長・課長・係長など役職名自体が敬称なのでその後ろに「様」や「殿」などの敬称をつけると二重になってしまいます。いわば「様様」と書いているようなものなのです。会社によっては社内文書では最後に(敬称略)などとして役職名なども省いて時短されているようなところもありますので、その会社のカラーによって使い分ける必要もありそうですね。わからない場合は社内の人に聞いてみると良いでしょう。
上司や社内の人間への「様」「殿」などの敬称の使い方の基本について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。少々ややこしいところもありますよね。最初は戸惑うかと思いますが、次第になれてきます。これらを使いこなして、できる社員となれるよう頑張ってください。
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