職場での上司・先輩と友好的な人間関係を築くことができれば、良い職場環境で充実した仕事をすることができます。人間関係は仕事をする上でも重要ですが、人間関係というものを正しく理解しないままでいると、ミスを犯してしまうかもしれません。
職場での上司・先輩との人間関係は、どのような点に注意すればうまくやっていくことができるのでしょうか。今回は、職場での上司・先輩との人間関係で陥りがちなミスを紹介します。
ついつい甘えてしまう
上司や先輩が頼りになるのは、部下にとってとても心強いことです。仕事で分からないことがあれば適切な解説をしてくれたり、悩み事を相談すれば親身になって相談に乗ってくれるような関係は、理想的な上下関係だと言えます。
しかし、そのような理想的な上下関係が当たり前だと思ってしまうと、努力して成長することを放棄してしまい、上司や先輩に甘えの心で頼り切ってしまうことになりかねません。上司や先輩を頼るのは悪いことではありませんが、それはあくまでも一人前になるためのサポートをしてくれているのであり、すべての仕事を頼り切ってしまってはいけません。
あまりにも上司や先輩を当てにして仕事をしていると、いつか関係をバッサリと断ち切られてしまいかねません。サポートしてもらうのは、あくまでも半人前から抜け出すためだということを覚えておきましょう。
馴れ合ってしまう
上司や先輩と打ち解けるのは素晴らしいことですが、あくまでも上司や先輩と部下は上下関係があるということを忘れてはいけません。上司や先輩は仕事上の管理者に当たる存在であり、友達ではありません。上司や先輩と気心が知れる関係になると、上下関係のけじめが疎かになりがちですが、しっかりけじめをつけておかないと、馴れ合いの関係に陥ってしまいます。
上司や先輩と部下が馴れ合っているようでは、職場の緊張感が無くなってしまいますし、質の高い仕事をすることはできません。交流を深めることと馴れ合うことは全く違います。常に相手の立場を忘れず、けじめをつけておく姿勢が求められるのです。
恐怖のイメージが強くなってしまう
上司や先輩が仕事に厳しい場合、部下に恐怖心が芽生えてしまうことがあります。ある程度の恐怖心であれば尊敬や崇拝といった感情にもなりますが、恐怖心があまりにも大きくなってしまった場合、正常な人間関係とは呼べません。
上司や先輩の立場から見れば部下は格下の存在かもしれませんが、それはあくまでも職業上の役割であり、人間的にしたということでは決してありません。部下を見下すような対応をしていると、部下を恐怖心で縛るような間違った管理をすることになってしまうでしょう。部下を一人の人間として尊重することが、理想的な上下関係に繋がるのです。
人間関係とは互いの信頼と尊重があって初めて成り立つもの。上司や先輩は部下を尊重し、部下は上司や先輩を尊敬することで、良好な人間関係を築くことができます。
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