HOMEビジネス \"憧れ\"がモチベーションの源泉!部下の「やる気」をアップさせるリーダーシップの身につけ方

\"憧れ\"がモチベーションの源泉!部下の「やる気」をアップさせるリーダーシップの身につけ方

Shingo Hirono

2014/05/06(最終更新日:2014/05/06)


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"憧れ"がモチベーションの源泉!部下の「やる気」をアップさせるリーダーシップの身につけ方 1番目の画像
by Kevin Krejci
 良いリーダーとは何か、ということを考える場合、人によって答えは様々です。結果を上げるリーダーが良いリーダーだという人もいれば、カリスマ性のあるリーダーこそ理想的なリーダーだという人もいるでしょう。その多くの理想のリーダー像の中でも多くの人が共感してくれるのが、メンバーのモチベーションを上げるリーダー、という理想像です。

 どのような活動をする組織であっても、集団で活動していく以上はメンバーのモチベーションを上げてくれるリーダーが理想的であるというのは共通する事実です。では、メンバーのモチベーションを上げるリーダーシップとは一体どのようなものなのでしょうか。今回は、メンバーのモチベーションを上げるリーダーシップの発揮方法について解説します。

部下を認める

 誰かに認められたい、という欲求のことを承認欲求と呼びます。承認欲求は人間が持つ根本的な欲求の一つであり、人間が社会性を持つ生き物であることの証拠でもあるのです。人間は誰かに認められた時に喜びを感じ、認められるような仕事に対して誇りを感じます。認めてくれる対象が素晴らしい人物であるほど喜びも大きく、憧れのリーダーから認められれば喜びもひとしおでしょう。

 承認欲求を利用してメンバーのモチベーションを上げるには、功績を上げた部下に対して褒めたり、表彰したりするのが効果的です。仕事で成果を上げるのを当然と考えず、実績を上げた人間にはきちんとした評価をすることで、メンバーは自分が認められたという喜びでモチベーションが上がります。

 直接褒められていない人間も、自分もリーダーに認められたい、という気持ちがモチベーションのアップにつながるため、なるべく多くの人間の前で褒めたり、表彰したりするのが効果的です。公正な評価はリーダーシップに対する信頼にもつながるので、メンバーのモチベーションだけでなく、リーダーシップの増強にも効果を発揮します。

憧れの対象になる

 リーダーが憧れの対象になるような素晴らしい人物であれば、メンバーは一緒に活動できることに喜びを感じ、高いモチベーションを持って活動にあたるようになります。職人的な高い技術の持ち主は、その技術水準を持ってリーダーシップを生み出し、技術に憧れる人間を弟子や生徒として組織を率いるのです。

 憧れの対象としてリーダーシップを発揮するためには、高い技術や実力が必要です。リーダーは組織の誰よりも努力して技術を磨いていかなければなりませんが、技術が高まればリーダーシップも高まり、よりたくさんの人間がリーダーに対する憧れを持って組織活動に協力してくれるようになるでしょう。


 メンバーのモチベーションを上げるのは、リーダーが果たすべき最も基本的な役割です。活力のない組織では実力を発揮することができず、メンバーの能力を成果に結びつけることはできません。

 メンバーのモチベーションを上げるリーダーシップが発揮できれば、メンバーは積極的な意識で組織活動に参加し、活動の効率も大幅に改善されます。

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