上司へのほうれんそう(報告・連絡・相談)は、仕事をする上で、とても大切なことです。報告と連絡は、言うべきことが決まっていて、それを伝えるだけでいいのですが、相談は苦手な人も少なくないのではないでしょうか。
「どういう風に相談していいのかわからない」、「忙しそうに仕事をしている上司に声をかけづらい」といった不安もあると思います。今回はそのような、上司への相談が苦手な人が、うまく相談できるようになるポイントを紹介します。
1. 事前に相談したいことをまとめておく
まず、「どういう風に相談していいのかわからない」について。上司に相談をするときは、要点をピックアップして伝えることが大切です。そのためには、事前の準備が大切と言えるでしょう。
はじめに、相談したいことを事前にまとめておきます。まとめるのは、ノートやメモ帳、付箋を使うといいでしょう。そのメモを相談の時に持っていくので、iPhoneやスマホの類はNGです。まとめるポイントは、要点を箇条書きにすることです。
もし箇条書きにできない、しきれないと感じたならば、なおさら箇条書きにする努力をしましょう。箇条書きにできない内容を、口頭でわかりやすく相談するのは至難の業だからです。箇条書きにしにくい内容の場合は、一度思うままに文章にしてみましょう。そして、少し時間を空けて(休憩などを挟んで)、あらためてその文章を読み返すと、「つまりこれが聞きたい」という要点が見えてくるはずです。
2. クッション言葉を用いて相談する
次に、「忙しそうに仕事をしている上司に声をかけづらい」点についてです。仕事には優先順位があります。今上司がしている仕事と、あなたの相談したい仕事。どちらの優先順位が高いでしょうか。今上司がしている仕事?これはあなたが決めることではなく、上司が判断をすることです。
忙しそうな上司に相談を持ちかけるときは、相談の前にクッション言葉を用いて、上司に優先順位を仰ぐようにしましょう。「お忙しいところすみません。●●の案件についてご相談したいのですが、いまお時間よろしいですか?」もし、あなたの相談の優先順位が高ければ「いいよ」となりますし、もっと急ぎの仕事を抱えていれば、いつごろ伺えばいいか確認しましょう。
3. 成果も報告する
相談は、箇条書きのメモを見ながら、ひとつひとつしていきます。要点を伝えたら、あとは上司と自然とやり取りが進んでいくでしょう。相談したものから、箇条書きのメモにチェックを入れていき、全て聞き終わったら完了です。
最後にポイントをもうひとつ。相談後、なにかが解決したりうまくいった場合、報告もかねて上司に「ありがとうございました」と伝えましょう。これを行うことで、いい関係が構築され、次に上司に相談に行きやすくなります。
いかがでしたでしょうか。相談が苦手な人は、意識して事前準備と相談後のフォローに力を入れることが大切です。そうすれば自然と相談の苦手意識はなくなっていくことでしょう。
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