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「DIY」の流行が現代のマーケティングに与えた影響

Kazuhiko Tanabe

2014/04/16(最終更新日:2014/04/16)


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by JustinJensen
 マーケティングの用語には色々なものがあってその言葉を覚えるのにちょっと苦労している人は多いと思います。そこで、最近流行っている言葉として「DIY」という言葉をご存知でしょうか。この言葉は、マーケティングに新しい変化を与えています。

「DIY」の意味

 DIYはDo It Yourself の頭文字をとった言葉であり、その言葉の意味としては日曜大工のような意味もありますが、マーケティングでは「自分自身で作る」といった意味があります。例えば、家具やホームページ、動画など業者などの手を借りずに自分自身の力だけで物を作ることによって、自力で物事を完成させてしまい、時間と手間はかかりますが、プロなどの手を借りずに低コストで物を完成させることが出来ます。

「DIY」がマーケティングに与えた影響

 最近では企業についても「DIY」の考え方が浸透してきました。その背景としては、技術進歩や内部の人間の能力が発展したことによって、今まで外部に頼ってきたことが一般作業化したこと、内部からのコスト削減の圧力がかかっていることなどが挙げられます。この状況によって、企業内で様々なことが自力でできるようになってきたので、外部の人間を頼る必要性がなくなってきました。

 「DIY」が浸透してきたことによって、物事を外部に頼っていたものが要らなくなったので、その道のプロたちにとっては仕事がなくなってきたという問題もあります。今まで行ってきた仕事での収益が見込めなくなってきたので、仕事が立ち行かなくなってきたというところもあるのです。その状況を打開するために、今までにない新たなサービスの提供や事業内容、職種自体の変化といった、新たなイノベーションが発生することが考えられています。これが、DIYから起こったマーケティングの変化とその影響です。この変化を生き残るためには、今まで専門的な分野だけで生きてきた人たちも、新たな考え方や創造性によって生き残りをかけることが必要になってくるのです。

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