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[サラリーマンVS起業家]起業家の収入は一体どのくらいなのか

Tobayashi

2014/03/06(最終更新日:2014/03/06)


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 ここ最近は、起業を志す人が増えてきています。学生中に起業する人もいれば、サラリーマンを辞めて起業する人もいます。生活する上でお金は大事ですが、実際起業家がいくら儲けているのか気になりますよね。今回は、起業家がどのくらい稼いでいるのかということをご紹介します。

 起業家は意外と儲からない?

 Compassというサイトがあります。そのサイトの調べによると、一般的な起業家の給料はあまり多くはないようです。

 「Compassは、同社のベンチマーキングツールを用いる世界中の1万1160社のスタートアップから、給与に関するデータを集めた。シリコンバレーでは、スタートアップの創業者の75%は、年収を7万5000ドル(約759万円)以下に決めており、そのうちの66%は、5万ドル(約506万円)を下回る。各国の給与の平均は、低い国では、インドの3万208ドル(約305万ドル)から、高い国では、オーストラリアの7万2363ドル(約731万円)と、国によって大きく異なる。」との調べを発表していました。 

 シリコンバレーで年収506万以下が66%とは驚きです。日本のサラリーマンの平均年収が、平成23年12月31日現在で408万円ですから、起業家だからといっていきなり儲かるものではないようです。 

時給に換算するといくら?

 まず、サラリーマンの平均の時給は3000円といわれています。一方、起業家の時給ですが、正確にはわからないというのが本当のところなのです。なぜなら、起業家の場合はどこまでが仕事で、どこが休みかあまり線引きされていないからです。 

 サラリーマンであれば、就業時間が○時~○時までと決まっています。それを超えると、残業代が発生する仕組みです。 しかし起業家の場合は「今日は休みだから無理」といった対応ができません。取引先や会社、社員たちになにか緊急の問題があれば、飛んでいかなくてはいけないこともあるでしょう。それに、会社の売上がそのまま自分の給与に直結しますから、会社の売上は気にしても時給は気にならないのかもしれません。 

そもそも時給に換算したくない? 

 成功している起業家はとてもハードワークです。京セラの創業者、稲盛和夫氏は 「研究に没頭しようと、研究室に布団やかま、七輪など持ち込んだ。朝から深夜まで研究に没頭した」と著書で語っています。 サイバーエージェント社長の藤田晋氏もハードワーカーです。なんと週に110時間労働を掲げたと、著書で語っています。 「週に110時間だから、9時に出社するだろ。そのまま深夜2時まで仕事する。それを平日5日間やる。そして土日に12時間ずつ働けば週に110時間だ」と創業時に語ったと言っています。 創業時は、お金より事業を発展させ安定させることが重要と考えているのかもしれません。 

 駆け出しの起業家の多くは想像しているよりもずっと少ない収入であり、しかもあまりそういったことを日頃から意識しているわけではないのでしょう。自分の掲げた理想のために奮闘し、その過程で報酬が生まれているという認識のもとで起業家は働いているのです。

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