企業には色々な人がいます。営業ができる人、営業はできないけど、経理の能力に長けている人など様々です。個人のスキルも大切なことですが、そもそも何故企業があるのかを考えれば、個人のスキルよりも組織としての総合力が問わているからです。
目標を達成することも大事ですが、人と共に働くことで人は成長するので、学んだことを仕事を通じてアウトプットしフィードバックを得てさらに学ぶということが大切になります。組織がそのような活動ができるために、組織を率いる人には次のようなマネジメントが必要となります。
目標設定と動機付け
マネジメントをする際には目標の設定が必要になります。明確な目標設定がなければ、組織は成り立ちません。何らかの目標を共有することもない組織は、ゴールなきマラソンランナーです。メンバーは会社のため、あるいは自己満足のために一人孤独に黙々と働き続け、いずれ耐えられなければ一人、また一人と脱落していきます。
そして仕事の組織化もマネジメントには欠かせません。企業活動するためにも、ふさわしい人を配置しなければなりません。その仕事はこのままの構成でよいのかということを組織の目標、顧客のニーズと比較して常に検討していくことが必要です。そしてメンバーに対する動機付けとコミュニケーションが必要となります。設定された目標に対してメンバーひとりひとりの行動を促すためにコミュニケーションが必要です。自分が考える貢献の姿と、他人が期待する姿を一致させることがコミュニケーションの目的です。
成果の評価・測定と人材開発
仕事の結果得られた成果は必ず測定し、目標をどの程度達成したかを評価する必要があります。さらに、その評価した結果をメンバーにフィードバックするのです。もちろんただ評価するだけでは意味がありません。頑張った人には手当てを支給するなどの処遇などを考えなければなりません。
そして企業において大切なことの1つに人材開発があります。仕事に対するメンバー1人1人の行動を促し、自己開発を支援するのです。組織の目標とメンバーの目標の方向性を一致させられれば、それは難しいことではないはずです。人材は放っておけば勝手に育つものではありませんし、不足したから調達すれば良いというものでもないのです。
ここまでの内容も、誰もがその内容と必要性を知っているはずです。知っているはずの組織マネジメントができていかどうかは、実践しているかどうかで明暗が分かれます。企業経営の場では、組織は内から外から絶えず変化が必要です。上記のようなことについて問題が起きた時だけに考えるのではなく、定期的に絶えず検討する必要があります。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう