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【クイズ】レイオフの正しい意味は?

U-NOTE編集部

2023/08/02(最終更新日:2023/08/02)


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2022年11月にイーロン・マスク氏がCEOに就任したTwitter社で、従業員の半数が予告なしに‟レイオフ”されたニュースは、まだ記憶に新しいもの。レイオフが、従業員の解雇を示すことはみなさんご存じでしょうが、日本ではまだ聞きなれない言葉です。実際にどのような条件が含まれるのでしょうか?

レイオフの正しい意味はどれ?

①犯罪などの違反行為を行った従業員に行われる解雇

②能力不足・成績不良、無断欠勤などの勤務態度や状況の不良などを理由にした解雇

③経営不振などの理由から行われる人員調整のための解雇

答えは…

経営不振などの理由から行われる人員調整のための解雇

解説

レイオフとは、不況や経営不振などの企業・雇用者側の理由から、人員削減のために行う解雇のこと。

日本では、解雇の3類型のひとつ「整理解雇」に相当します。雇用側の都合で行われる解雇として、リストラが「永久解雇」であるのに対し、レイオフは「一時解雇」とされているようです。

厚生労働省|労働契約の終了に関するルール

厚生労働省|資料 しっかりマスター労働基準法 解雇編

リストラとレイオフの違い

海外で行われるレイオフは再雇用を前提としており、経営や業績が回復・安定したときには、元従業員を再雇用するというもの。これは企業が、有益な人材流出を防ぐメリットのために行うことが多いようです。

リストラは、企業の戦略として、解雇または希望退職を募って行われます。リストラされた場合には「再雇用」の道は用意されていません。

日本では、企業側の都合で従業員を在籍させたまま休業させる「一時帰休」が、レイオフの代わりといえるかもしれません。一時帰休では、休業させた日について、企業は少なくとも平均賃金の100分の60以上の休業手当を支払うことが労働基準法で定められています。

厚生労働省・鹿児島労働局|Q2 一時帰休など会社の都合で労働者を休業させた場合には、どのような保障をすればよいのですか。

「レイオフ」についての詳しい解説は以下の記事から↓

レイオフとは?リストラとの違いや、欧米で活用されている目的を解説

前回のビジネスマナークイズ「【クイズ】上司のアドバイスに対して「ご助言ありがとうございます」は使っても良い? 使わない方が良い?」はこちら

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