HOMEキャリア開発リリース2023年8月度の有効求人倍率は1.29倍。完全失業率は2.7%労働市場データレポート(2023年8月度版)

2023年8月度の有効求人倍率は1.29倍。完全失業率は2.7%労働市場データレポート(2023年8月度版)

2023/10/17


このエントリーをはてなブックマークに追加

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表していきます。今回は9月下旬に発表された最新データをもとに2023年8月度レポートについて、とりまとめましたのでご報告いたします。 ※レポート詳細はこちら https://tsuna-ken.com/research_report/202308_report-8/


トピックス
1.8月度の有効求人倍率は1.29倍。前月と同水準
2.完全失業率は2.7%。前月と同水準、前年同月差+0.2ポイント
3.新規求人数は前年同月比+1.7%。伸び率は3か月ぶりにプラスに転じる


■1.8月度の有効求人倍率は1.29倍。前月と同水準
2023年8月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍。前月と同水準となりましたが、前年同月差は-0.01ポイントと、2021年5月以来27か月ぶりに前年同月を下回りました。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.29倍と前月差+0.01ポイント、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍、前月と同水準という結果になりました。



■2.完全失業率は2.7%。前月と同水準、前年同月差+0.2ポイント
完全失業率(季節調整値)は2.7%で、前月と同水準、前年同月差+0.2ポイントとなりました。年齢階級別では、15-24歳(-0.4ポイント)と55-64歳(-0.1ポイント)が前年同月より改善しました。完全失業者数は186万人で、前月から3万人増加しています。



■3.新規求人数は前年同月比+1.7%。伸び率は3か月ぶりにプラスに転じる
新規求人数の伸び率は前年同月比+1.7%と、3か月ぶりにプラスに転じました。伸び率トップ3は宿泊業,飲食サービス業(9.8%増)、教育,学習支援業(8.4%増)、医療,福祉(4.8% 増)となりました。一方で製造業(7.5%減)、建設業(3.8%減)、生活関連サービス業,娯楽業(3.1%減)は伸び率が前年同月を下回っています。





出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和5年8月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2023年(令和5年)8月分結果」



■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。


■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2022年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2022ranking/

【コロナ影響を紐解く調査7.】職場の飲み会世代間意識調査
いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!GoToで解禁した人も約1割
https://tsuna-ken.com/report/20201124_2009.html


【コロナ影響を紐解く調査6.】2020年アルバイト求職意識1000人調査
コロナ禍のバイト探しで重視するのは「安全」「近場」「短時間」
https://tsuna-ken.com/report/20200731_1976.html


【コロナ影響を紐解く調査5.】職場の飲み会実態1000人調査
自粛明けも約8割は職場の飲み会に行っていない!会社の禁止も2割強!
https://tsuna-ken.com/report/20200710_1968.html


【コロナ影響を紐解く調査4.】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html


【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田 tsuna-ken@tsunagu-grp.jp