家事・育児の分担割合、共働きでも「女性7割、男性3割」が最多。若い年代ほど男性の分担割合が高い結果に。
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合満足度No.1(※)日本最大級の総合求人サイト『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)上で、ユーザーを対象に「男女の家事・育児分担」についてアンケートを実施し、 4,828名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。 ※2018年~2023年オリコン顧客満足度調査「転職サイト」ランキング総合1位(https://career.oricon.co.jp/rank-job-change/)
結果 概要
家事・育児の分担割合、共働きでも「女性7割、男性3割」が最多。若い年代ほど男性の分担割合が高い結果に。
「家事と仕事の両立」に、最も不満を抱く方が多い割合は「女性9割、男性1割」。不満の理由、トップは「パートナーだけが仕事に集中できている」「パートナーに家事・育児スキルがない」。
半数以上が「男女格差は無くすべき」と回答。
調査結果 詳細
1:家事・育児の分担割合、共働きでも「女性7割、男性3割」が最多。若い年代ほど男性の分担割合が高い結果に。(図1~4)
「あなたには、共に生活を営むパートナーがいますか?」と質問すると、47%が「いる」と回答しました。パートナーがいる方に、家事・育児の分担割合を伺うと、最も多い回答は「女性7割、男性3割」(21%)でした。次いで「女性9割、男性1割」(19%)、「女性8割、男性2割」(18%)が続き、女性の分担割合が高いことが分かりました。
働き方別で見ると、共働きの最多は「女性7割、男性3割」(22%)、片働きの最多は「女性9割、男性1割」(24%)で違いが見られました。一方で「女性6割以上」の割合は、共働き78%、片働き77%で大きな違いは見られませんでした。
年代別で見ると、「女性6割以上」の割合は、年代が上がるほど高まる結果に。(20代:62%、30代:78%、40代以上:80%)。若い年代ほど、男性の分担割合が高いことが分かりました。
【図1】あなたには、共に生活を営むパートナーがいますか?
【図2】パートナーがいる方に伺います。 「家事・育児の分担割合」を教えてください。(働き方別)
【図3】パートナーがいる方に伺います。 「家事・育児の分担割合」を教えてください。(年代別)
家事・育児の分担について、現在の割合になっている理由を伺うと、第1位は「配偶者または自身の勤務時間が長いため」(45%)でした。
「勤務先に家事・育児と仕事の両立への理解がないため」と回答した方に、仕事と家庭の両立をする上で、勤務先に求める条件や対応も伺いました。具体的な声を紹介します。
【図4】パートナーがいる方に伺います。 家事・育児の分担について、現在の割合になっている理由は何だと思いますか?(複数回答可)
Q.「勤務先に家事・育児と仕事の両立への理解がないため」と回答した方に伺います。仕事と家庭の両立をする上で、勤務先に求める条件や対応を教えてください。
・有給休暇や女性の産休育休、男性育休への理解がまだまだ足りない。制度があるだけで全く稼働していない状況を改善してほしい。(20代女性)
・テレワークの導入または会社PCの支給、オフィス外でも仕事ができる体制の強化。(20代男性)
・育休復帰後は、残業や土日祝の出勤ができないという理由で、同じ仕事内容なのに必然的にパートになり、役職も無くなった。給与もキャリアも無くならないようにしてほしい。(30代女性)
・業務量の再分配や育児時短制度の活用。男性育児参加に対する表面的な推進ではなく、取得した側もフォローする側も過度な負担増にならないような調整をお願いしたい。(30代男性)
・有給休暇を、直前でも申請・取得しやすくしてほしい。(40代女性)
2:「家事と仕事の両立」に、最も不満を抱く方が多い割合は「女性9割、男性1割」。不満の理由、トップは「パートナーだけが仕事に集中できている」「パートナーに家事・育児スキルがない」。(図5~7)
現在お仕事をしている方に、現在の”家事・育児分担と仕事の両立”について満足度を伺うと、「満足」は55%(とても満足:22%、どちらかといえば満足:33%)でした。男女別で見ると、「満足」と回答した男性は63%(とても満足:27%、どちらかといえば満足:36%)、女性は47%(とても満足:17%、どちらかといえば満足:30%)で16ポイントの開きがありました。
各分担割合を見ると、「とても満足」「どちらかといえば満足」の回答が最も多かったのは「女性7割、男性3割」(22%)で、「どちらかといえば不満」「とても不満」の回答が最も多かったのは「女性9割、男性1割」(35%)でした。
「不満」と回答した方に理由を伺うと、第1位は「パートナーだけが仕事に集中できているため」「パートナーに家事・育児スキルがないため」(それぞれ42%)でした。具体的なエピソードも紹介します。
【図5】現在お仕事をしている方に伺います。現在の「家事・育児分担と仕事の両立」について、満足度を教えてください。(男女別)
【図6】現在お仕事をしている方に伺います。現在の「家事・育児分担と仕事の両立」について、満足度を教えてください。(分担割合)
【図7】家事・育児分担と仕事の両立について、「どちらかといえば不満」「とても不満」と回答した方に伺います。不満の理由を教えてください。(複数回答可)
Q.家事分担と仕事の両立について、「どちらかといえば不満」「とても不満」と回答した方に伺います。不満を感じたエピソードを教えてください。
・パートナーが激務のため、家事をやることはない。私も正社員で働いていたが、家事を全て担わなければならず、退職して専業主婦にならざるを得なかった。 (20代女性)
・子供が産まれても、ライフスタイルが変わるのはいつも女性ばかりだと感じる。仕事を変えたり、子供の送迎、体調不良の時の対応など。(20代女性)
・仕事の拘束時間上、妻に家事を任せることが多い。明らかに仕事より家事の方がきついし、評価もされない。自分の方が楽をしているというジレンマがある。 (30代男性)
3:半数以上が「男女格差は無くすべき」と回答。(図8)
日本の「家事・育児分担」の男女格差についての考えを伺うと、「男女格差はなくすべき」が52%、「ある程度の男女格差は仕方がない」が37%でした。具体的な理由も紹介します。
【図8】日本の「家事・育児分担」の男女格差について、あなたはどう思いますか?
Q.日本の「家事・育児分担」の男女格差について、ご自身のお考えの背景を教えてください。
▼「男女格差はなくすべき」と回答した方
・昔と比べると徐々に良くなっているとは思う。育児をしている女性の負担はまだまだ減らせてないと思うが、急に変わるものではないので継続して改善していくべき。(20代女性)
・出産できるのが女性だけなので、仕方ないのかもしれないが、やはり家事育児がもう少し自分ごととして考えてほしい。親世代が母親が家事育児全般やりすぎてしまっている影響を強く感じるし、ドラマでも母親像が強すぎる。(40代女性)
▼「ある程度の男女格差は仕方がない」と回答した方
・家計を担うのか家庭を担うのか役割分担としてしっかり相互理解されているならば、どちらかが家事・育児ばかり、仕事ばかりというのは仕方ない。ただ、勤務先などの外側から「女は家庭を、男は仕事を」と決めつけて仕事したい女性や育児をしたい男性の機会を奪うのは性差別であり、なくすべき格差だと思う。(20代女性)
・そもそも性別が違うので、育児においての立ち位置や役割など、すべての格差をなくすというのは難しいと思う。しかし、どちらでも対応できる家事などは分担して負担の格差を無くす働きかけはする必要があると思う。(30代男性)
▼「男女格差があるのは当然だ」と回答した方
・なくすべきだとは全力で思うが、古い考え方の人が日本の大半を占めているとなんとなく感じる。そもそもそういった考え方の世代、かつ男性ばかりで政治をしているため、国が変わらないのも当然な気がする。30年後には変わってくれると信じたい。(20代女性)
・家事・育児を「手伝っている」という考えであれば、いつまでも格差があるままだと思う。(40代男性)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザー
■調査期間:2023年11月28日~12月25日
■有効回答数:4,828名
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会員数1000万人超を誇る、日本最大級の総合求人サイトです。エンの担当者が求人企業を取材し、良い点もそうでない点も正直に記載。さらに現社員や元社員のクチコミ、それに対する企業担当者のコメントなど多面的な情報提供により、ミスマッチのない「人と企業の出会い」を支援します。
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プレスリリース ダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d725-773-672c9529b83e2afe5669d8f7e82267bf.pdf
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◆本件に関する問合せ先
エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、高田、齊藤
TEL:03-3342-6590
MAIL:en-press@en-japan.com
◆エン・ジャパン株式会社について
社名:エン・ジャパン株式会社
URL:https://corp.en-japan.com/
運営サイト:【求人情報】
エン転職:https://employment.en-japan.com/
エンエージェント:https://enagent.com/
ミドルの転職:https://mid-tenshoku.com/
AMBI:https://en-ambi.com/
エンジニアHub:https://eh-career.com/
エン派遣:https://haken.en-japan.com/
エンウィメンズワーク:https://women.en-japan.com/
エンバイト:https://hb.en-japan.com/
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【入社後活躍支援サービス】
エンカレッジ:http://en-college.en-japan.com/
HR OnBoard:https://on-board.io/
【適性検査・適性診断】
3Eテスト:http://jinji-test.en-japan.com/
Talent Analytics:https://talentanalytics.io/
Chemistry:https://teamtest-chemistry.com/
【利用企業数国内No.1の求人支援ツール】
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【オンライン型リファレンスチェックサービス】
ASHIATO(アシアト):https://ashiatohr.com/
【情報サイト】
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エン転職大辞典:https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/
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結果 概要
家事・育児の分担割合、共働きでも「女性7割、男性3割」が最多。若い年代ほど男性の分担割合が高い結果に。
「家事と仕事の両立」に、最も不満を抱く方が多い割合は「女性9割、男性1割」。不満の理由、トップは「パートナーだけが仕事に集中できている」「パートナーに家事・育児スキルがない」。
半数以上が「男女格差は無くすべき」と回答。
調査結果 詳細
1:家事・育児の分担割合、共働きでも「女性7割、男性3割」が最多。若い年代ほど男性の分担割合が高い結果に。(図1~4)
「あなたには、共に生活を営むパートナーがいますか?」と質問すると、47%が「いる」と回答しました。パートナーがいる方に、家事・育児の分担割合を伺うと、最も多い回答は「女性7割、男性3割」(21%)でした。次いで「女性9割、男性1割」(19%)、「女性8割、男性2割」(18%)が続き、女性の分担割合が高いことが分かりました。
働き方別で見ると、共働きの最多は「女性7割、男性3割」(22%)、片働きの最多は「女性9割、男性1割」(24%)で違いが見られました。一方で「女性6割以上」の割合は、共働き78%、片働き77%で大きな違いは見られませんでした。
年代別で見ると、「女性6割以上」の割合は、年代が上がるほど高まる結果に。(20代:62%、30代:78%、40代以上:80%)。若い年代ほど、男性の分担割合が高いことが分かりました。
【図1】あなたには、共に生活を営むパートナーがいますか?
【図2】パートナーがいる方に伺います。 「家事・育児の分担割合」を教えてください。(働き方別)
【図3】パートナーがいる方に伺います。 「家事・育児の分担割合」を教えてください。(年代別)
家事・育児の分担について、現在の割合になっている理由を伺うと、第1位は「配偶者または自身の勤務時間が長いため」(45%)でした。
「勤務先に家事・育児と仕事の両立への理解がないため」と回答した方に、仕事と家庭の両立をする上で、勤務先に求める条件や対応も伺いました。具体的な声を紹介します。
【図4】パートナーがいる方に伺います。 家事・育児の分担について、現在の割合になっている理由は何だと思いますか?(複数回答可)
Q.「勤務先に家事・育児と仕事の両立への理解がないため」と回答した方に伺います。仕事と家庭の両立をする上で、勤務先に求める条件や対応を教えてください。
・有給休暇や女性の産休育休、男性育休への理解がまだまだ足りない。制度があるだけで全く稼働していない状況を改善してほしい。(20代女性)
・テレワークの導入または会社PCの支給、オフィス外でも仕事ができる体制の強化。(20代男性)
・育休復帰後は、残業や土日祝の出勤ができないという理由で、同じ仕事内容なのに必然的にパートになり、役職も無くなった。給与もキャリアも無くならないようにしてほしい。(30代女性)
・業務量の再分配や育児時短制度の活用。男性育児参加に対する表面的な推進ではなく、取得した側もフォローする側も過度な負担増にならないような調整をお願いしたい。(30代男性)
・有給休暇を、直前でも申請・取得しやすくしてほしい。(40代女性)
2:「家事と仕事の両立」に、最も不満を抱く方が多い割合は「女性9割、男性1割」。不満の理由、トップは「パートナーだけが仕事に集中できている」「パートナーに家事・育児スキルがない」。(図5~7)
現在お仕事をしている方に、現在の”家事・育児分担と仕事の両立”について満足度を伺うと、「満足」は55%(とても満足:22%、どちらかといえば満足:33%)でした。男女別で見ると、「満足」と回答した男性は63%(とても満足:27%、どちらかといえば満足:36%)、女性は47%(とても満足:17%、どちらかといえば満足:30%)で16ポイントの開きがありました。
各分担割合を見ると、「とても満足」「どちらかといえば満足」の回答が最も多かったのは「女性7割、男性3割」(22%)で、「どちらかといえば不満」「とても不満」の回答が最も多かったのは「女性9割、男性1割」(35%)でした。
「不満」と回答した方に理由を伺うと、第1位は「パートナーだけが仕事に集中できているため」「パートナーに家事・育児スキルがないため」(それぞれ42%)でした。具体的なエピソードも紹介します。
【図5】現在お仕事をしている方に伺います。現在の「家事・育児分担と仕事の両立」について、満足度を教えてください。(男女別)
【図6】現在お仕事をしている方に伺います。現在の「家事・育児分担と仕事の両立」について、満足度を教えてください。(分担割合)
【図7】家事・育児分担と仕事の両立について、「どちらかといえば不満」「とても不満」と回答した方に伺います。不満の理由を教えてください。(複数回答可)
Q.家事分担と仕事の両立について、「どちらかといえば不満」「とても不満」と回答した方に伺います。不満を感じたエピソードを教えてください。
・パートナーが激務のため、家事をやることはない。私も正社員で働いていたが、家事を全て担わなければならず、退職して専業主婦にならざるを得なかった。 (20代女性)
・子供が産まれても、ライフスタイルが変わるのはいつも女性ばかりだと感じる。仕事を変えたり、子供の送迎、体調不良の時の対応など。(20代女性)
・仕事の拘束時間上、妻に家事を任せることが多い。明らかに仕事より家事の方がきついし、評価もされない。自分の方が楽をしているというジレンマがある。 (30代男性)
3:半数以上が「男女格差は無くすべき」と回答。(図8)
日本の「家事・育児分担」の男女格差についての考えを伺うと、「男女格差はなくすべき」が52%、「ある程度の男女格差は仕方がない」が37%でした。具体的な理由も紹介します。
【図8】日本の「家事・育児分担」の男女格差について、あなたはどう思いますか?
Q.日本の「家事・育児分担」の男女格差について、ご自身のお考えの背景を教えてください。
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▼「ある程度の男女格差は仕方がない」と回答した方
・家計を担うのか家庭を担うのか役割分担としてしっかり相互理解されているならば、どちらかが家事・育児ばかり、仕事ばかりというのは仕方ない。ただ、勤務先などの外側から「女は家庭を、男は仕事を」と決めつけて仕事したい女性や育児をしたい男性の機会を奪うのは性差別であり、なくすべき格差だと思う。(20代女性)
・そもそも性別が違うので、育児においての立ち位置や役割など、すべての格差をなくすというのは難しいと思う。しかし、どちらでも対応できる家事などは分担して負担の格差を無くす働きかけはする必要があると思う。(30代男性)
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・なくすべきだとは全力で思うが、古い考え方の人が日本の大半を占めているとなんとなく感じる。そもそもそういった考え方の世代、かつ男性ばかりで政治をしているため、国が変わらないのも当然な気がする。30年後には変わってくれると信じたい。(20代女性)
・家事・育児を「手伝っている」という考えであれば、いつまでも格差があるままだと思う。(40代男性)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
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■調査期間:2023年11月28日~12月25日
■有効回答数:4,828名
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エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、高田、齊藤
TEL:03-3342-6590
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◆エン・ジャパン株式会社について
社名:エン・ジャパン株式会社
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ミドルの転職:https://mid-tenshoku.com/
AMBI:https://en-ambi.com/
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エンバイト:https://hb.en-japan.com/
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