~メンタルヘルス不調による休職者の2人に1人が再休職に~
障害者雇用支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会“を目指す株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2024年3月1日から新たに就労移行支援 るりはりで認知行動療法をベースとしたリワークプログラム「るりはリワーク」を開始することをお知らせします。
リワークプログラム開始の背景
精神疾患の患者数は、2002年の約258万人から2020年には約615 万人と、18年間で2.38倍に増加しています(※1)。また、約24万人が連続1ヶ月以上の休職を経験しています(※2)。メンタルヘルス不調は再発率が高いことが知られており、休職した方のうち約5割が、5年以内に再発し再休職に至ると言われています(※3)。そのような中でもリワークプログラム利用者の復職 1 年後の就労継続率は 約83%という調査結果があり、メンタルヘルス不調で休職した方へのリワークプログラムの重要性が高まっています(※4)。リワークプログラムとは、主にメンタルヘルスの不調等により、休職中の方がスムーズに職場復帰をするための支援プログラムのことです。当社の運営する就労移行支援 るりはりでは、認知行動療法をベースとしたリワークプログラム「るりはリワーク」の提供を開始し、再発防止支援を行ってまいります。
〈出典〉
※1:厚生労働省「患者調査」(令和2年)
※2:厚生労働省「労働安全衛生調査」(平成30年)
※3:平成28年度 「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究」
※4:「リワークプログラム利用者の復職後 1 年間の就労継続性に関する大規模調査」
「るりはリワーク」プログラム概要
就労移行支援 るりはりでは、支援者の経験に頼った属人的な支援ではなく、認知行動療法をベースに科学的に根拠のある支援を行うことを基本としています。休職中の方がメンタル不調に陥るその予兆を察知して予防をすること、そしてメンタル不調に陥ってしまった際の対処方法を身に付けていただくプログラムを用意しています。具体的には以下の4つのプログラムを経て、最短3か月での職場復帰を目指します。
1.生活サイクル改善やメンタル不調時の体調管理の方法の習得
2.仕事に必要な集中力、休憩マネジメント
3.職場で想定されるストレス状況の把握、対処方法の習得
4.復職後半年間は企業(職場)と定期的に打合せを設け、ソーシャルサポートを含めた支援体制の整備
■特徴的なプログラム
・ACT(アクト、Acceptance and Commitment Therapy)
自分の中にあるありのままの思考や気持ちを受容し、目標を決めて行動に移すトレーニングを行います。マインドフルネス等で用いられている認知行動療法プログラムを活用して心の問題に向き合い、心との付き合い方を身に付ける方法を支援します。
ACTとは、認知行動療法の「第三の波」のひとつとされる最新の科学的な心理療法です。人の心の動きに関する基礎的な研究成果に基づいており、主にうつ病などの精神医療の治療・援助に用いられています。ACTは2000年頃から心理療法として欧米に広まり、現在では日本も含め急速に世界中に広がっています。
・AIM(エイム、Accept Identify Move)
グループで実施するACTの体験型プログラムです。「マインドフルネス」や「応用行動分析」の要素があり、ポジティブな行動や言動を形成していくことを目指します。
・SAPLI(サプリ)
当社が独自に開発したアセスメントツールです。ストレス・疲労を感じた時の心や身体のサインを知り、ストレスや疲労を溜めない対処方法を取得します。
・Enable360(いねいぶるさんろくまる)
当社が独自に開発した健康管理、自身の体調把握を行うためのツールです。自身の状態や生活習慣を理解し、再び不調になる前に自身で対処する力を身に付けます。
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)
「対人関係や社会生活を営むために必要なスキル」を向上させ、「他の人に何かをお願いする」「自分が手一杯の際に、頼まれごとを断る」といった場面で必要なコミュニケーション能力の向上を図ります。
「るりはリワーク」とは:https://bit.ly/3HyY78A
支援者紹介
稲葉 梨花子(公認心理師)前職では特別支援学校に勤めており、主に障害児の生活支援・学習支援を行っておりました。当時、様々な障害児と関わる中で、そう遠くない学校卒業後に直面する「就労」というイメージが想像できず、企業で「働く」場所を障害者と繋げるために、何かできることはないだろうかと思い巡らせてきました。一人ひとりの思いに耳を傾け、気軽に相談できる存在であるとともに、就職に向けてサポートしていきたいと思います。
高津 弘明(サービス管理責任者)前職では障害者を対象に就労支援員として勤務していました。就労に関する部分がメインでしたが、同時に生活面(生活環境の調整・福祉サービス情報提供・金銭管理)も含め支援を行うなど、広い範囲でサポートに入る機会を得て、支援員として経験を積んでまいりました。本人の気づきに寄り添い、本人の意思決定を尊重しながらサポートしていける事を心がけるよう努めてまいります。
■就労移行支援 るりはりとは
株式会社スタートラインが培ってきた障害者雇用支援の知見を活かし、実務やコミュニケーションなどの訓練だけでなく、心理療法に基づいたプログラムを提供する就労移行支援事業所。具体的には、働く不安を軽減する方法や自己成長に繋がるスキルの向上など、科学的根拠に基づいた支援を行っています。渋谷、大宮の2拠点を展開。(※2023年11月時点)
https://rurihari.jp/
会社概要
株式会社スタートライン:https://start-line.jp
ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。
障害者雇用支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会“を目指す株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2024年3月1日から新たに就労移行支援 るりはりで認知行動療法をベースとしたリワークプログラム「るりはリワーク」を開始することをお知らせします。
リワークプログラム開始の背景
精神疾患の患者数は、2002年の約258万人から2020年には約615 万人と、18年間で2.38倍に増加しています(※1)。また、約24万人が連続1ヶ月以上の休職を経験しています(※2)。メンタルヘルス不調は再発率が高いことが知られており、休職した方のうち約5割が、5年以内に再発し再休職に至ると言われています(※3)。そのような中でもリワークプログラム利用者の復職 1 年後の就労継続率は 約83%という調査結果があり、メンタルヘルス不調で休職した方へのリワークプログラムの重要性が高まっています(※4)。リワークプログラムとは、主にメンタルヘルスの不調等により、休職中の方がスムーズに職場復帰をするための支援プログラムのことです。当社の運営する就労移行支援 るりはりでは、認知行動療法をベースとしたリワークプログラム「るりはリワーク」の提供を開始し、再発防止支援を行ってまいります。
〈出典〉
※1:厚生労働省「患者調査」(令和2年)
※2:厚生労働省「労働安全衛生調査」(平成30年)
※3:平成28年度 「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究」
※4:「リワークプログラム利用者の復職後 1 年間の就労継続性に関する大規模調査」
「るりはリワーク」プログラム概要
就労移行支援 るりはりでは、支援者の経験に頼った属人的な支援ではなく、認知行動療法をベースに科学的に根拠のある支援を行うことを基本としています。休職中の方がメンタル不調に陥るその予兆を察知して予防をすること、そしてメンタル不調に陥ってしまった際の対処方法を身に付けていただくプログラムを用意しています。具体的には以下の4つのプログラムを経て、最短3か月での職場復帰を目指します。
1.生活サイクル改善やメンタル不調時の体調管理の方法の習得
2.仕事に必要な集中力、休憩マネジメント
3.職場で想定されるストレス状況の把握、対処方法の習得
4.復職後半年間は企業(職場)と定期的に打合せを設け、ソーシャルサポートを含めた支援体制の整備
■特徴的なプログラム
・ACT(アクト、Acceptance and Commitment Therapy)
自分の中にあるありのままの思考や気持ちを受容し、目標を決めて行動に移すトレーニングを行います。マインドフルネス等で用いられている認知行動療法プログラムを活用して心の問題に向き合い、心との付き合い方を身に付ける方法を支援します。
ACTとは、認知行動療法の「第三の波」のひとつとされる最新の科学的な心理療法です。人の心の動きに関する基礎的な研究成果に基づいており、主にうつ病などの精神医療の治療・援助に用いられています。ACTは2000年頃から心理療法として欧米に広まり、現在では日本も含め急速に世界中に広がっています。
・AIM(エイム、Accept Identify Move)
グループで実施するACTの体験型プログラムです。「マインドフルネス」や「応用行動分析」の要素があり、ポジティブな行動や言動を形成していくことを目指します。
・SAPLI(サプリ)
当社が独自に開発したアセスメントツールです。ストレス・疲労を感じた時の心や身体のサインを知り、ストレスや疲労を溜めない対処方法を取得します。
・Enable360(いねいぶるさんろくまる)
当社が独自に開発した健康管理、自身の体調把握を行うためのツールです。自身の状態や生活習慣を理解し、再び不調になる前に自身で対処する力を身に付けます。
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)
「対人関係や社会生活を営むために必要なスキル」を向上させ、「他の人に何かをお願いする」「自分が手一杯の際に、頼まれごとを断る」といった場面で必要なコミュニケーション能力の向上を図ります。
「るりはリワーク」とは:https://bit.ly/3HyY78A
支援者紹介
稲葉 梨花子(公認心理師)前職では特別支援学校に勤めており、主に障害児の生活支援・学習支援を行っておりました。当時、様々な障害児と関わる中で、そう遠くない学校卒業後に直面する「就労」というイメージが想像できず、企業で「働く」場所を障害者と繋げるために、何かできることはないだろうかと思い巡らせてきました。一人ひとりの思いに耳を傾け、気軽に相談できる存在であるとともに、就職に向けてサポートしていきたいと思います。
高津 弘明(サービス管理責任者)前職では障害者を対象に就労支援員として勤務していました。就労に関する部分がメインでしたが、同時に生活面(生活環境の調整・福祉サービス情報提供・金銭管理)も含め支援を行うなど、広い範囲でサポートに入る機会を得て、支援員として経験を積んでまいりました。本人の気づきに寄り添い、本人の意思決定を尊重しながらサポートしていける事を心がけるよう努めてまいります。
■就労移行支援 るりはりとは
株式会社スタートラインが培ってきた障害者雇用支援の知見を活かし、実務やコミュニケーションなどの訓練だけでなく、心理療法に基づいたプログラムを提供する就労移行支援事業所。具体的には、働く不安を軽減する方法や自己成長に繋がるスキルの向上など、科学的根拠に基づいた支援を行っています。渋谷、大宮の2拠点を展開。(※2023年11月時点)
https://rurihari.jp/
会社概要
株式会社スタートライン:https://start-line.jp
ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。
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