建設・IT系エンジニア派遣を行う株式会社ライズの新たな取り組みは派遣会社のあり方を変える第一歩に。
派遣社員がつくる「現場組織」、リーダー制とは?
株式会社ライズは建設業界・IT業界向けにエンジニアを正社員で雇用し派遣を行う会社です。派遣会社の組織といえば、本社・支店で働く社員だけで構成されることが一般的ですが、ライズにはそれとは別に、クライアント先で派遣で働く社員(現場社員と呼んでいます。)だけで構成される「現場組織」があります。
現場組織では10段階の職位階層を設け、それぞれのポジションで役割を分担しています。まず5人程度のグループで構成されるチームにリーダー1人が配置され、リーダーは5人のメンバーひとり一人に対し毎月ヒアリングを行い、その内容を1階層上の職位であるA1リーダーに報告します。更にリーダーは、メンバーのクラウド日報を確認したり、定例で行われるリーダー会議に出席することなどを役割としています。
リーダーが一定のキャリアを積むと、現場組織ではリーダーのマネジメントを行うチーフリーダーやマネージャーといった上位階層に就くことになります。それぞれが管轄するリーダーからの報告や相談を受け、現場の課題解決に向け一体となって動いていきます。
社長自身が派遣で働いていたからこそ、生まれたカタチ。
この職位階層などの現場組織は、派遣業界では極めて珍しいスタイルですが本社の組織とは別に、なぜライズは派遣で働く社員だけの組織をつくったのか・・・
実は現社長の岩井自身も、施工管理の派遣で働いた経験があります。そのとき岩井が感じたことは、「自分の会社と距離があること」、そして「自分の会社でのキャリアアップができないこと」でした。
派遣や業務委託、アウトソーシングといった業態では、社員は自分が在籍している会社とは別の会社で日々働くことになります。着ているユニフォームや行っている仕事も自分の会社とは全くの別物です。社員にしてみれば、自分の会社との接点は限られてくるし、評価やキャリアアップはあくまでクライアント先企業のものでしかなくなります。
ライズは原則、正社員雇用です。だからこそ、社員と会社に距離があってはいけないし、仕事の評価やキャリアがいつもクライアント企業だけではいけないと思うのです。派遣で働いていてもライズの正社員ですから、派遣で働く社員だけの現場組織をつくり、それをその社員自らが運営することで自分の会社に愛着を持ってもらい、自分の会社だけのキャリアアップ制度をつくりたかったのです。
派遣社員だけの現場組織の構築を始めてから、もう10年近くになります。最初は試行錯誤を何度も何度も繰り返しましたが、最近ようやくある程度カタチになってきたと実感しています。特にリーダー階層の社員は本当に現場組織の仕事を一生懸命やってくれています。
現場組織をつくることで自社の課題を知り、互いに意見を出し合って解決に向かっていく中で、現場社員の自立意識が高まり、より強い繋がりが生まれ、マネジメント力がつき社員自身のキャリアアップに繋がっていると実感しています。10年かけてやっとここまで来ましたが、他社がすぐ簡単に真似はできないカタチだと自負しています。
100人以上が集まる【リーダー大会】を開催。
ライズの現場組織は現在、メンバーを束ねるリーダー数が現場社員全体の5分の1ほどで135名のリーダーが在籍しています。普段は2ヵ月に1度オンラインで定期的な会議を行っていますが、この度、リーダーの役割や組織の方向性などをテーマとした【リーダー大会】を2024年11月18日に東京・大手町サンケイプラザでリアル開催しました。122名のリーダー達が集まり、現場MVPの表彰や現場組織に関するパネルディスカッションなどで活発な意見交換を行いました。
【現場MVP】現場の社員が選んだ11名を表彰。
現場MVPは、現場組織の中で最も活躍してくれた社員11名を、現場社員自らが選出する制度です。受賞理由は様々で、企業や求職者のリファラルを何度もしてくれた社員、社内研修のカリキュラム作成や講師として講義をしてくれた社員、YoutubeなどSNSでの積極的な発信をしてくれた社員、web社内コラムなどで耳より情報を周知してくれた社員、部活動の活性化をしてくれた社員、日報などの提出率向上に貢献してくれた社員など、が受賞しています。
MVP受賞した現場社員たち
社長・岩井による今後の方向性や業績説明ほか、社員からの質疑応答も。
リーダー大会では、社長の岩井から会社の業績や今後の方向性について説明がありました。事前のものを含め、リーダーから社長に対する質問が70以上も出ましたが、当日は主だったものに岩井が回答し、回答できなかったものは、Youtube【ライズのシャナイホー】限定版で全ての質問に岩井が回答しています。やはり社長が直接回答することは、リーダーの納得感も大きいようです。
【パネルディスッション】のテーマは、現場組織の在り方。
現場組織は現状のままでいいのか?このまま社員数が増えてもちゃんと機能するのか?
建設企業で働く現場社員、IT企業で働く現場社員、本社の営業職、現場社員のフォローにあたるCS(Cheer&Support)職など、現場と本社それぞれの立場の社員がパネラーとなり、会場にいるリーダーの声もひろいながら行ったディスカッションは、この日最大のイベントでした。
パネルディスカッションは今回初めての試みですが、100人を超す会場で本当にいろんな意見が出て時間が足りない程でした。一つの深いテーマについて会場が一体となって話し合えたことは、現場組織にとって大きな一歩です。
パネルディスカッションの様子
【懇親会】大会後はリラックスした雰囲気でコミュニケーション
立食形式の懇親会では、リーダー大会とは打って変ってリラックスした雰囲気の中、普段リアルで会うことの少ないリーダー同士がコミュニケーションを取り合っていました。コロナの影響などでWEB会話はあっても、やはりリアルで会うと距離感が縮まります。社長の岩井とも気軽に会話できる社風はライズの良さでもあります。
パネルディスカッションのテーマを懇親会でも話し合う場面が何度も見受けられ、100人以上が一同に集まって開催したリーダー大会でしたが、課題の共有と解決に向かって皆が一緒に進むスタイルが構築できたのではないかと思います。参加したリーダーからは、「会社が自分達をどうか考えてくれているのか聞けて安心した」という声もあり、本社と現場の距離感の重みを感じた一日になりました。
懇親会の様子
ライズでは会社のさまざまな取り組みを、今後も積極的に発信していきます。
【会社概要】
社名:株式会社ライズ
本社所在地:千葉県松戸市松戸1307-1松戸ビル16F
代表取締役:岩井勇二郎
事業内容: 建設&ITエンジニア派遣・アウトソーシング事業
設立: 平成6年3月
HP:https://www.rise-jms.jp/index.html
【報道関係者からのお問合せ先】
株式会社ライズ/広報部 担当:菅原
電話:047-703-4510
メールアドレス:a-sugawara@rise-cc.co.jp
代表取締役 岩井 勇二郎
派遣社員がつくる「現場組織」、リーダー制とは?
株式会社ライズは建設業界・IT業界向けにエンジニアを正社員で雇用し派遣を行う会社です。派遣会社の組織といえば、本社・支店で働く社員だけで構成されることが一般的ですが、ライズにはそれとは別に、クライアント先で派遣で働く社員(現場社員と呼んでいます。)だけで構成される「現場組織」があります。
現場組織では10段階の職位階層を設け、それぞれのポジションで役割を分担しています。まず5人程度のグループで構成されるチームにリーダー1人が配置され、リーダーは5人のメンバーひとり一人に対し毎月ヒアリングを行い、その内容を1階層上の職位であるA1リーダーに報告します。更にリーダーは、メンバーのクラウド日報を確認したり、定例で行われるリーダー会議に出席することなどを役割としています。
リーダーが一定のキャリアを積むと、現場組織ではリーダーのマネジメントを行うチーフリーダーやマネージャーといった上位階層に就くことになります。それぞれが管轄するリーダーからの報告や相談を受け、現場の課題解決に向け一体となって動いていきます。
社長自身が派遣で働いていたからこそ、生まれたカタチ。
この職位階層などの現場組織は、派遣業界では極めて珍しいスタイルですが本社の組織とは別に、なぜライズは派遣で働く社員だけの組織をつくったのか・・・
実は現社長の岩井自身も、施工管理の派遣で働いた経験があります。そのとき岩井が感じたことは、「自分の会社と距離があること」、そして「自分の会社でのキャリアアップができないこと」でした。
派遣や業務委託、アウトソーシングといった業態では、社員は自分が在籍している会社とは別の会社で日々働くことになります。着ているユニフォームや行っている仕事も自分の会社とは全くの別物です。社員にしてみれば、自分の会社との接点は限られてくるし、評価やキャリアアップはあくまでクライアント先企業のものでしかなくなります。
ライズは原則、正社員雇用です。だからこそ、社員と会社に距離があってはいけないし、仕事の評価やキャリアがいつもクライアント企業だけではいけないと思うのです。派遣で働いていてもライズの正社員ですから、派遣で働く社員だけの現場組織をつくり、それをその社員自らが運営することで自分の会社に愛着を持ってもらい、自分の会社だけのキャリアアップ制度をつくりたかったのです。
派遣社員だけの現場組織の構築を始めてから、もう10年近くになります。最初は試行錯誤を何度も何度も繰り返しましたが、最近ようやくある程度カタチになってきたと実感しています。特にリーダー階層の社員は本当に現場組織の仕事を一生懸命やってくれています。
現場組織をつくることで自社の課題を知り、互いに意見を出し合って解決に向かっていく中で、現場社員の自立意識が高まり、より強い繋がりが生まれ、マネジメント力がつき社員自身のキャリアアップに繋がっていると実感しています。10年かけてやっとここまで来ましたが、他社がすぐ簡単に真似はできないカタチだと自負しています。
100人以上が集まる【リーダー大会】を開催。
ライズの現場組織は現在、メンバーを束ねるリーダー数が現場社員全体の5分の1ほどで135名のリーダーが在籍しています。普段は2ヵ月に1度オンラインで定期的な会議を行っていますが、この度、リーダーの役割や組織の方向性などをテーマとした【リーダー大会】を2024年11月18日に東京・大手町サンケイプラザでリアル開催しました。122名のリーダー達が集まり、現場MVPの表彰や現場組織に関するパネルディスカッションなどで活発な意見交換を行いました。
【現場MVP】現場の社員が選んだ11名を表彰。
現場MVPは、現場組織の中で最も活躍してくれた社員11名を、現場社員自らが選出する制度です。受賞理由は様々で、企業や求職者のリファラルを何度もしてくれた社員、社内研修のカリキュラム作成や講師として講義をしてくれた社員、YoutubeなどSNSでの積極的な発信をしてくれた社員、web社内コラムなどで耳より情報を周知してくれた社員、部活動の活性化をしてくれた社員、日報などの提出率向上に貢献してくれた社員など、が受賞しています。
MVP受賞した現場社員たち
社長・岩井による今後の方向性や業績説明ほか、社員からの質疑応答も。
リーダー大会では、社長の岩井から会社の業績や今後の方向性について説明がありました。事前のものを含め、リーダーから社長に対する質問が70以上も出ましたが、当日は主だったものに岩井が回答し、回答できなかったものは、Youtube【ライズのシャナイホー】限定版で全ての質問に岩井が回答しています。やはり社長が直接回答することは、リーダーの納得感も大きいようです。
【パネルディスッション】のテーマは、現場組織の在り方。
現場組織は現状のままでいいのか?このまま社員数が増えてもちゃんと機能するのか?
建設企業で働く現場社員、IT企業で働く現場社員、本社の営業職、現場社員のフォローにあたるCS(Cheer&Support)職など、現場と本社それぞれの立場の社員がパネラーとなり、会場にいるリーダーの声もひろいながら行ったディスカッションは、この日最大のイベントでした。
パネルディスカッションは今回初めての試みですが、100人を超す会場で本当にいろんな意見が出て時間が足りない程でした。一つの深いテーマについて会場が一体となって話し合えたことは、現場組織にとって大きな一歩です。
パネルディスカッションの様子
【懇親会】大会後はリラックスした雰囲気でコミュニケーション
立食形式の懇親会では、リーダー大会とは打って変ってリラックスした雰囲気の中、普段リアルで会うことの少ないリーダー同士がコミュニケーションを取り合っていました。コロナの影響などでWEB会話はあっても、やはりリアルで会うと距離感が縮まります。社長の岩井とも気軽に会話できる社風はライズの良さでもあります。
パネルディスカッションのテーマを懇親会でも話し合う場面が何度も見受けられ、100人以上が一同に集まって開催したリーダー大会でしたが、課題の共有と解決に向かって皆が一緒に進むスタイルが構築できたのではないかと思います。参加したリーダーからは、「会社が自分達をどうか考えてくれているのか聞けて安心した」という声もあり、本社と現場の距離感の重みを感じた一日になりました。
懇親会の様子
ライズでは会社のさまざまな取り組みを、今後も積極的に発信していきます。
【会社概要】
社名:株式会社ライズ
本社所在地:千葉県松戸市松戸1307-1松戸ビル16F
代表取締役:岩井勇二郎
事業内容: 建設&ITエンジニア派遣・アウトソーシング事業
設立: 平成6年3月
HP:https://www.rise-jms.jp/index.html
【報道関係者からのお問合せ先】
株式会社ライズ/広報部 担当:菅原
電話:047-703-4510
メールアドレス:a-sugawara@rise-cc.co.jp
代表取締役 岩井 勇二郎
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