HOMEキャリア開発リリースインドネシア農業省、静岡県の満咲牧場を視察 2024年春までに計6名のインドネシア・特定技能人材が着任予定

インドネシア農業省、静岡県の満咲牧場を視察 2024年春までに計6名のインドネシア・特定技能人材が着任予定

2023/12/22


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~日本農家の労働力不足解消およびインドネシア農業技術の発展を目指す~

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループで、外国人材に特化した人材サービスを提供するPERSOL Global Workforce(パーソル グローバルワークフォース)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:多田 盛弘 以下、PERSOL Global Workforce)は、インドネシアの農業省(Ministry of Agriculture)の傘下にある農業教育センター (Indonesian Centre for Agricultural Education、ICAE)と2023年1月にMOU(基本合意書)を締結し、農業人材の育成および就業に向けた協業を進めています。本取り組みを通じて、現在4名のインドネシア人材がはたらいている静岡県の満咲牧場に、12月16日(土)にインドネシア農業省のヴィトリ・アリアンティ(Vitri Aryanti)さんが訪問し、施設見学とともにさまざまな意見交換を行いました。また、本牧場には今後2024年春ごろまでに、2名のインドネシア人材がさらに着任を予定しています。
■インドネシア農業省の訪問背景

 インドネシア農業省は、「2045年に世界の食糧庫となるべく優れた農業人材を育成する」というビジョンを掲げ、高等専門学校7校および職業訓練学校3校から毎年約1,500名の農業人材を輩出しています。PERSOL Global Workforceとの取り組みを通じて、日本の農業・酪農(畜産)事業者のもとではたらきながら、さまざまな経験を通じて日本の高い技術を習得してもらいたい狙いがあります。このたび、インドネシア農業省から、インドネシア人材が実際着任している農家を確認するとともに、意見交換を実施したいとの希望を受け、4名の人材が着任、今後さらに2名が追加で着任予定の静岡県・満咲牧場の訪問が実現しました。
※特定技能「農業」の在留資格を持つ外国人材は、「耕種農業全般」および「畜産農業全般」に関連する業務に従事することができます。

■見学の様子

2023年12月16日(土)午後、インドネシア農業省のヴィトリ・アリアンティ(Vitri Aryanti)さまを含む、計3名の関係者が、牧場の施設およびインドネシア人材が普段生活する職員寮を視察しました。




ヴィトリ・アリアンティ(Vitri Aryanti)さまインドネシア共和国農業省 人材育成庁事務局連携管理委員 人事グループ長Ministry of Agriculture, Republic of Indonesia Coordinator of Agricultural Education Institutions and Personnel



1.視察前の事前打ち合わせ


昨年2022年10月に開所、静岡県内では最多の約千頭の乳牛を飼育する施設であることから、満咲牧場ならではの特徴や取り組み、現在のビジネススキームなどについて、満咲牧場 代表取締役社長 矢野さまよりご説明いただきました。また、今後の展望や外国人材の採用・活躍についての会話・意見交換も行いました。会社概要の説明資料をインドネシア語でご準備していただき、暖かい雰囲気の打ち合わせとなりました。

2.牧場施設の視察





牧場内は、上から牛舎の状況を確認できる監視通路が設置されており、その通路を歩きながら、約千頭にのぼる牛の様子を確認しました。
最新の設備としてロータリーパーラーと呼ばれる搾乳機を用いた搾乳手順についても、監視通路の上から実際の作業を確認、自動の搾乳システムと牛も主体的に自分から搾乳台まで向かう過程に目を光らせました。ほかにも、独自の飼料や寝藁についても説明がなされ、日本の酪農の仕組みについて非常に興味を持っていただけました。

3.職員寮の視察

※写真の寮は、満咲牧場の外国人材の男性寮です。
満咲牧場の外国人材の生活している寮は牧場から自転車で10分程度の場所に位置しています。インドネシアから来日した4名の人材もこちらの職員寮で生活しています。男性と女性の寮は離れた場所に位置しています。インドネシア農業省の方々は、インドネシア人材が過ごす住居環境を確認するとともに、現在の仕事や生活などに関して簡単なヒアリングも実施しました。夕方からの始業時間の前だったため、自転車で仕事場に向かう姿を見届ける事ができました。

4.インドネシア人材の仕事の様子を確認


満咲牧場では現在4名のインドネシア人材が着任し、活躍しています。インドネシアの農業系専門学校を卒業した背景を持っているため、日本で新しい技術を学びながら即戦力として早速活躍している様子でした。
2023年12月からはたらいているリズキーさん(※写真)は、「仔牛の哺乳や搾乳と慣れない仕事ですが、とても楽しくはたらいています」と、充実した日々を送っていると皆さんに近況を伝えました。

5.今後のプロジェクトに向けた意見交換


見学後にはPERSOL Global Workforce代表の多田も同席し、見学の感想について、振り返りを行い、本プロジェクトの現状についての確認、また2024年以降の今後について、さまざまな方向で意見交換を行いました。

PERSOL Global Workforceとインドネシア農業省の本取り組みは、2026年度までに累計1,000名の農業系線も学校の卒業生の受け入れを目指し、段階的に来日・着任が始まっています。
PERSOL Global Workforceは本プロジェクトを通じて、日本の農業分野における人材不足解決とともに、インドネシアの農業人材が成長できる環境を提供し、両国の課題解決に貢献してまいります。

■PERSOL Global Workforce株式会社について < https://persol-gw.co.jp/

PERSOL Global Workforce(パーソル グローバルワークフォース)株式会社は、「“Work and Smile” Decent work for everyone.」をミッションに掲げ、外国人材に特化したサービスを提供するため、2019年10月に発足しました。企業の即戦力として活躍できるミドル層の人材(一定のスキル・語学力をもつ、在留資格「特定技能」にて就業するレベルの人材)および総合職レベルの人材(技術エンジニア、ITエンジニア、文系職種など、在留資格「技術人文国際」にて就業するレベルの人材)を対象に、外国人材の募集・育成から就業・受け入れまでのすべての過程を一貫してサポートすることで、はたらく個人と企業双方にとってクリーンで質の高いサービスの提供を実現いたします。

■「PERSOL(パーソル)」について < https://www.persol-group.co.jp/

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。