インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスは、「顧客体験」を軸にしたマーケティングを体系的に解説した書籍『顧客体験マーケティング 顧客の変化を読み解いて「売れる」を再現する(Web担選書)』を8月24日(月)に発売した。
「モノが売れる」顧客体験を生み出すために
現在マーケティングの世界には、「顧客」や「カスタマー」という言葉があふれているが、顧客という概念の大切さがわかったとしても、それを具体的な実践で生かす方法はわからないままという人も少なくないだろうと同社は推測している。
顧客視点を持つとは、実際何をどうするのか、顧客の何を理解して、どうアウトプットすれば、「モノが売れる」顧客体験を生み出せるのか。同書では、そういった課題に迫る。
5000人以上の顧客体験を分析した著者
同書の著者は、株式会社コレクシア代表取締役で、5000人以上の顧客体験を分析した経験をもつ村山幹朗氏と、同社事業開発部門長の芹澤連氏。
同書では「顧客体験」を軸にしたマーケティングの実践方法をまとめ、商品やサービスが「売れる」プロセスをモデル化し、1人の顧客の深い理解から企画やアイデアを生み出す仕組みを解説している。
核となる「アクセプターモデル」
また、同書の核となるのは「アクセプターモデル」と呼ばれる考え方。これは商品やサービスなどのブランドが顧客に価値として受け入れられるときに共通する「価値成立」のプロセスを、4段階のモデルでとらえたもの。このアクセプターモデルに従って、顧客の声を分析し、整理することで、「売れる」プロセスを再現しやすくなるとのこと。
他にも、「ナラティブ分析」という手法や、顧客のデータに基づいて企画やアイデア(動画CM、新製品コンセプト、体験型イベントなど)を具体的に生み出すまでの流れ、施策やアイデアの精度をさらに高めるために「体験価値」を数字で算定する方法なども解説。ノウハウを知っていれば、天才でなくても「売れる」は作れるのだという。
「顧客理解の必要性を感じているが、どう始めていいのか困っている」「顧客中心のマーケティングが必要だと感じているが、実践手順がつかめていない」「データに基づく科学的な施策作りを行いたいと考えている」「実務で戦略立案や施策企画、製品開発に取り組んでいる」そんな人に向けた、マーケティングのノウハウが詰まった一冊だ。
【書籍概要】
書名:顧客体験マーケティング
顧客の変化を読み解いて「売れる」を再現する(Web担選書)
著者:村山幹朗氏、芹澤連氏
発売日:8月24日(月)
ページ数:272ページ
サイズ:A5判
定価:本体1800円(税別)
電子版価格:1800円(税抜)※近日発売予定 ※同社直売価格
書籍詳細については、同社プレスリリースを参照。
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