社会人としての経験値が上がり、時間的にも金銭的にも余裕が出てくると、時間とお金をかけて腕時計の購入を検討するビジネスマンも多いだろう。気合いの入るプレゼンやアポイントの際の勝負スーツで、あるいはプライベートのカジュアルなファッションで、袖からチラリと覗く腕時計は、自分自身の魅せ方を演出できる限られたポイントでもある。
しかし、実際のところ「どのブランドを身につければ様になるのかわからない」「そもそもどんなところにブランドごとの違いやこだわりがあるのかわからない」など、困っている人も多いのではないだろうか。
そしてわからないが故に、ついつい海外ブランドのアイテムに目が行ってしまうこともあるだろう。
世界が注目、“時計の祭典”に出展する日本の老舗ブランド
ところで、読者の皆さんは「バーゼルワールド」をご存じだろうか?
スイスで行われるこの展示会は、世界中の時計ブランドが1年で最も重視する、時計業界にとって最大級の祭典だ。誰しも1度は耳にしたことがあるような世界中の高級ブランドが名を連ね、その年の自慢のコレクションを披露する。
実は、この「バーゼルワールド」には、世界に認められた日本ブランドも出展している。
そのひとつが『SEIKO』。世界初のクオーツウオッチを発表し、海外でも一目置かれた存在だ。
特筆すべきは、1969年発売の「クオーツ アストロン」。それ以降、各社がそれぞれのクオーツ方式を発表してきたが、現在に至るまでセイコー方式が世界標準方式として定着している。これは、セイコーの技術力がいかに優れたものであるかの証明であるといっても過言ではないだろう。
今回は、複数のブランドを抱えるセイコーウオッチの注目の新商品の中から、オンでもオフでも“デキる男”を演出できる、時計初心者にもおすすめのアイテムを紹介しよう。
50周年記念モデルを含む、2019年渾身のコレクション
セイコー アストロン
『セイコー アストロン』はブランド名のルーツである「クオーツ アストロン」の生誕50周年を記念し、数回に分けて限定モデルをリリースする。
注目はその美しさ。日本製ならではの細部に宿る技術と美しさを体感できるように、ボディの横部分をくり抜き、時計の胴体が見えるようにしているのが特徴だ。
また、ベゼル(時計のガラス周りにあるドーナツ状の部品)は50周年にちなんで50面カットになっており、さりげなく袖口をきらりと演出してくれるだろう。
7月に200本限定で発売される第2弾モデルはぜひ手に入れたい一本だ。
GPSソーラーウオッチであるアストロンは、簡単なボタン操作でGPS衛星電波から現在の正確な位置・時刻情報を取得するため、グローバルで活躍するビジネスマンにもおすすめだ。
また、限定モデル第1弾として、ケースに18金ピンクゴールド、ベゼルにジルコニアセラミックスを使用するなど、さらに高級感あふれたモデルが登場する。
さらに9月には、アストロン初となるオールステンレスモデルも登場予定。ステンレススチールならではのクールな表情が特徴で、マニアからも熱い視線が注がれているとのことだ。
プロスペックス
頭一つ抜きんでるためにはスポーツウオッチの進化が欠かせない時計業界。『プロスペックス』は、新シリーズとなる「LX(ルクス)ライン」で頂点を目指そうとしている。
高い実用性、信頼性はもちろん、腕元を彩り、美しい輝きを放つ審美性も徹底的に追及。その洗練されたデザインは数多あるセイコーの腕時計の中でも、特にオンとオフの両方にぴったりはまるアイテムといえるだろう。
今回は、スポーツウオッチの中で最も好まれるダイバーズウオッチの流れを汲んだ「海」をコンセプトにしたモデルの他、「陸」「空」を表現するモデルがラインナップ。
精度や耐久性だけでなく、りゅうずを4時位置に配置することで手首への当たりを防ぐなど、セイコーウオッチの技術と知識の粋を集めた製品が顔を揃える。
プレザージュ
セイコーの腕時計の中で日本の美しいモノ作りにフォーカスしているのが『プレザージュ』。伝統工芸の職人技を腕時計に取り入れることで、時計を通じ日本の匠の技を世界に発信している。
今回は、400年を超える伝統を誇る有田焼の陶工・橋口博之氏とのコラボレーションが実現。
有田焼の魅力としては、初期に用いられていた柞灰(いすばい)釉の淡く青みがかった白さが挙げられるが、今回のモデルではダイヤルに秀逸な有田焼の色味の美しさが表れている。日本独自の美しさが際立つデザインは、どんな場面にもしっくりと馴染むこと間違いなしだ。
腕時計を選ぶなら、技術力と美しさをあわせもつ日本製を
時刻の確認ならスマートフォンで済んでしまう時代だからこそ、袖口を飾るハイスペックな腕時計で大人の余裕を演出することができる。
初めての腕時計購入を考えているなら、世界も認める技術力と日本ならではの美しさを兼ね備えたセイコーの腕時計で、オンもオフもキマる1本を探してみてはどうだろうか?
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
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