ホリエモンこと堀江貴文が、メルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。今回の放送テーマは、これまでとは打って変わって、Jリーグが失敗した理由についてです。
最近注目を集める「スポーツマーケティング」。プロ野球の観客動員数が大幅に向上したことは記憶に新しいと思いますが、なぜJリーグは苦しい状況から抜け出せずにいるのでしょうか? ホリエモンがJリーグ失敗の理由を語ります!
海外展開しなかったことがJリーグ最大の失敗だよ
「堀江貴文のQ&A vol.399〜Jリーグ最大の失敗とは!?〜」で取り上げた質問は、「堀江さんはJリーグは伸びしろがあると述べていましたが、私は現状、Jリーグの制度がJリーグやクラブの成長を阻んでいると思います。クラブチームは、制度が変わるまで小手先の集客術で耐え忍ぶしかないのでしょうか? それとも、何チームか抜けて別のリーグを作るという流れもあったりするのでしょうか?」というもの。
この質問に対してホリエモンは、「別リーグは厳しい。小手先とは言わず、普通に色々な集客術やスポンサー集めを試せばいいと思う。耐え忍ぶほどではなく、普通にやれば普通の経営はできるようになるよ」と回答。
「財政難クラブ」が続出するなど、苦しい経営状況にあるJリーグですが、「海外展開をしなかったことがJリーグの最大の失敗である」とホリエモンは語ります。その事例として、海外へ配信権の販売を行わなかったことを取り上げ、同じアジアであるにもかかわらず、タイではプレミアリーグを見るのが一般的になっているそう。
なぜ、そのような状況になってしまったのか? その理由としてホリエモンは、「営業をしてこなかったことが一つの原因。他には、世界からスター選手が集まっていたJリーグ発足当時に、アジア展開をきちんと行わなかったことが挙げられる」と語ります。
Jリーグはタイのリーグに追い抜かれるかもしれない
また、最近ではタイのサッカーリーグに元Jリーグの選手が移籍したり、Jリーグのトライアウトに落ちたような選手が入団するケースが増えてきているとのこと。
その理由として浮上したのは、高額な年俸。彼らは、日本の数分の一という物価の安いタイにおいて、Jリーグの平均年俸に近い2000万円程度の給与をもらっているため、日本よりも良い環境でプレーできるタイのサッカーリーグに決めたそうです。
そういった状況にホリエモンは、「今はJリーグの方が地位が上かもしれないけど、この状況が続いたら、Jリーグとタイのリーグの地位が一気に逆転する」と語り、Jリーグの現状に警鐘を鳴らします。
代表の収入をJリーグに還元しないと若手が育たない
さらに、話題はサッカー日本代表にまで…! 日本代表がW杯に出場できるようになったことで、日本サッカー協会(JFA)の収入が大幅に増えたそうですが、その収入をリーグに「一銭」も渡していないとのこと。
ホリエモンはドイツを例に挙げ、「ドイツはW杯や代表戦による収入がきちんと配分されるシステムが出来上がっていて、ちゃんとブンデスリーガのユースにお金が回っている。だから、若手の選手が育っていき、サッカーが強くなっている」と語ります。
代表は代表、JリーグはJリーグと割り切るのではなく、代表の収入をJリーグにどれだけ還元していけるかが、今後の日本サッカーのレベルアップには必要不可欠と言えそうですね。
「堀江貴文のQ&A vol.399〜Jリーグ最大の失敗とは!?〜」では、ホリエモンがJリーグ失敗の理由について語っています。「スポーツマーケティング」というワードに少しでもピンときた人にとっては見逃せない回ですよ!
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