先日、米・フェイスブックが四半期決算を発表しました。広告事業の好調で過去最高益を記録したようです。
売上高は前年同時期比で59%増、最終利益は前年比90%増と大幅な増益でした。
広告収入の大幅増加で過去最高益を更新!
フェイスブックは売上の90%以上を広告収入で占めています。スマートフォン等の大幅な普及で、この広告事業が前年同時期比で64%の伸びを記録したことが最終利益、過去最高を記録することの出来た理由の一つです。
ユーザー数は増加の一途!
今年9月時点での月間利用者数は前年同期比で14%増加。スマートフォンやタブレットでのユーザーに至っては29%も増加しています。
高い水準でユーザー数を増加させ続け、広告収入の増加へと繋げられたことが、過去最高の利益を生み出すことができた理由といえるでしょう。
なぜフェイスブックはユーザーを増やし続けられているのか?
低価格帯のスマートフォンの登場により、現在インドや中国などの新興国においてスマートフォンは普及を続けています。またフェイスブックの側からも、途上国においては無料アプリを配信し、通信料無料のキャンペーンを行うなど積極的な動きに出ています。
低価格スマートフォンの普及とフェイスブックのこうした活動が相まって、これまでユーザー数の少なかった新興国、途上国でのユーザー獲得に成功しています。
フェイスブックは猛烈な勢いで企業買収を続けています。その結果として従業員が増加し、この四半期にかかった人件費などの費用も前年比で41%増加しています。
しかし、世界のインターネット人口は未だ三分の一ほど。こうした残りの層に対してもインターネットのインフラ整備を通じて不可欠なサービスとなることで、今後もユーザー数、売上を伸ばす見通しを立てています。
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